【中央競馬】東京競馬場、先週2月3、4日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の東京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京、京都、小倉での3場開催。ここでは先週の東京競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆馬番
1~8番【9-7-10-61】複勝率29.9%、11戦中9勝がここから。一方の9番~は【2-4-2-45】同15.1%と好走率はほぼ半減で圧倒的に内有利だった。開催2週目で内側が綺麗なことと、Dコース使用で外を回す馬のロスが非常に大きくなることが影響している。ただ、3歳戦ではペースの関係や揉まれないことのメリットにより、外からも好走例があるので、今週の3歳重賞2戦では注意したい。
☆脚質
逃げ2勝、複勝率45.5%、先行5勝、同39.5%、差し4勝、同25.5%と逃げ~中団ならどこでもチャンスありといった結果だった。大事なのは前記のように馬番となっており、1~8番×差し馬は【4-1-3-21】勝率13.8%、単勝回収率155%と妙味があった。一方で、追込となると【0-1-0-41】で勝負に参加できないような状況だった。
☆その他
C.ルメール騎手が【4-2-1-4】と4勝を挙げ、今年のリーディングを独走。14年以降の同騎手2月東京芝成績は【62-33-34-64】連対率49.2%とこれだけでも破格だが、逃げ先行馬に絞ると【33-14-9-24】連対率58.8%、単複回収率も100%を超え、買うだけでプラスになる。今週も注目だ。
【ダート】
☆馬番
1~8番【9-7-4-84】勝率8.7%、単勝回収率295%に対し、9~16番【4-6-9-75】勝率4.3%、単勝回収率18%。2桁人気馬が2勝するなど内目に妙味があった。また、9~16番のあげた4勝は全て芝スタートで外枠有利の1600m戦から。ダートスタートのコースでは内側の馬中心で考えたい。
☆位置取り
4角位置2~6番手【9-7-7-46】で13戦中9勝がここから。緩いペースのレースがほとんどで、2番手以降の好位集団が好成績だった。基本は好位から脚を使えるタイプが狙い目か。一方の7番手以降からも好走馬は出ているが差し切れないケースが多かった。
☆その他
美浦・伊藤圭三調教師が【2-1-2-2】複勝率71.4%と出色。自厩舎所属の永野猛蔵騎手がそのうちの【2-0-1-1】と大車輪の活躍だった。21年以降、同師の東京ダート成績は【20-17-19-175】連対率16%。うち【12-10-10-96】12勝が永野騎手とのタッグで、連対率も17.2%とわずかではあるが上昇する。この師弟関係は覚えておこう。
【傾向まとめ】
・芝:圧倒的内側有利、脚質は前~中団なら不問。2月東京×逃げ先行のC.ルメール騎手。
・ダート:マイル以外は内有利、好位集団が◯。伊藤圭三調教師×永野猛蔵騎手の師弟コンビ◯。
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