【中央競馬】中京競馬場、昨年同時期のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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昨年末の中京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山、阪神、中京での3場開催。ここでは昨年同時期の中京競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。なお、データは昨年の第2回中京開催の1~4日目のものである。
【芝】
☆枠順
2枠【4-3-4-20】複勝率35.5%、3枠【2-1-5-23】同25.8%を中心に内枠が好成績でこの2枠は単複回収率も黒字域を記録していた。3、4角がスパイラルカーブかつ開催序盤の綺麗な馬場という条件のため、内を立ち回ることが必須だろう。一方の外目は不振で特に6枠は【1-0-1-34】同5.6%と大きく沈んでいた。
☆位置取り
芝レースは全20戦あったが4角5番手以内が【14-14-11-75】で14勝、連対率24.6%、複勝率34.2%と前方で直線を迎えることが重要だった。スパイラルカーブのため道中を中団以降で運ぶタイプなら、コーナリングの巧さなども考慮する必要がありそうだ。4角6番手以下となると【6-6-9-148】連対率7.1%、複勝率12.4%と厳しく、勝ち馬6頭中5頭は1、2番人気だったことからも、後ろから運ぶ馬は力が抜けていない限り軽視したい。
☆その他
キズナ産駒が【4-1-1-6】と活躍、なかでも牝馬が【3-1-1-5】と目立った。同産駒の芝成績を性別で見ると牡馬・セン馬が勝率10.7%、単勝回収率94%に対し、牝馬は勝率9.9%、単勝回収率115%と勝率は大差ないが、妙味面では牝馬が上回る。キズナ牝馬は高期待値と覚えておこう。
【ダート】
☆枠順
4枠【8-2-4-39】連対率18.9%や2枠【5-3-3-36】同17.0%などやや内目の枠が優勢。一方、6枠【1-1-8-44】同3.7%など、3、4角がスパイラルカーブの中京ではダートとはいえ外過ぎるのは良くない。6~8枠はいずれも単勝回収率が30%を切っており、妙味の面でも嫌いたい。
☆位置取り
逃げが【6-3-4-18】複勝率41.9%、単複回収率が100%超、先行も【12-9-17-52】複勝率42.2%と逃げ先行馬優勢。中京はコース形態から芝ダート問わず前の馬が有利になりやすい点は覚えておきたい。追込は【3-1-1-130】複勝率3.7%と基本は厳しい。連対馬4頭はハイペースになりやすい短距離戦からで、可能性があるとすればそこだろう。
☆その他
角田大和騎手が【3-1-0-16】で期間中勝ち数2位タイの活躍だった。同騎手のダート通算成績を見ると中京が【14-16-15-208】で全場最多の14勝を記録。単勝回収率も95%と優秀。平均8.3人気に対し平均7.9着と人気以上の結果を残しており、穴候補で面白い。
【傾向まとめ】
・芝:内、前有利傾向。キズナ産駒は牝馬の方が高期待値。
・ダート:やや内目の枠、逃げが有利。角田大和騎手の狙い目は中京ダート。
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