【中央競馬】中山競馬場、昨年同時期のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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昨年末の中山競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山、阪神、小倉での3場開催。ここでは昨年同時期の中山競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。なお、データは昨年の第2回中山開催の1~4日目のものである。
【芝】
☆馬番
1~9番が【15-17-14-124】連対率18.8%、複勝率27.1%と優秀な一方で、10~18番【4-2-5-83】連対率6.4%、複勝率11.7%と非常に低調。開催序盤かつ直線が短い小回りコースのため、内目が圧倒的に有利となっている。特に4~6番は【10-6-5-36】連対率28.1%、複勝率36.8%、全19戦の10勝がここから。位置取りにリスクがある最内よりはほどよい内枠の方が安定しそうだ。
☆位置取り
4角4番手以内が【14-9-10-57】と19戦のうちの14勝、複勝率も36.7%で4角位置前方は必須級。同10番手以下となってしまうと【0-1-2-78】で勝ち馬ゼロ。ただ、気を付けたいこととして、逃げ馬は【2-0-2-17】と前有利傾向からマークが厳しく、過度な信頼は危ない。
☆その他
栗東所属の松山弘平騎手が【2-1-0-2】で2週続けて重賞V。また、連対した3鞍はすべて堀宣行厩舎とのタッグで19年以降の同コンビの東京&中山芝成績は【11-5-1-19】連対率44.4%と出色。うち7勝は重賞で、同騎手の関東遠征には注目だ。
【ダート】
☆枠順
1枠【1-3-3-46】複勝率13.2%、7~8枠【5-6-3-98】同12.5%で内外の極端な枠が劣勢だった。その他の枠については2枠【6-1-6-41】同24.1%、6枠【6-3-4-43】同23.2%を中心に概ね良好。最内は砂被り、前が塞がる等のリスクがあり、外枠も小回りの中山では位置取り面での難しさがある。極端な枠は多少割り引きたい。
☆位置取り
28戦して、4角2番手以内【16-15-5-32】複勝率52.9%、単複回収率も100%超えと先頭付近で直線を向くと非常に有利。小回りで直線が短いとなると直線勝負の競馬は基本厳しい。同8番手以下となると【3-0-9-215】複勝率5.3%。3勝のうち2勝はハイペースの1200m戦で展開の助けが必要だった。
☆その他
ダノンレジェンド産駒が【1-3-0-2】半数以上連対。同産駒のダート成績を見ていくと、右回り【50-44-36-280】連対率22.9%、複勝率31.7%に対し、左回り【29-19-26-203】連対率17.3%、複勝率26.7%。右回りコースで好走傾向にある。特に中山(複勝率30.6%)、阪神(同33.9%)、京都(同46.8%)と抜群で、主場の右回りコースでは馬券に組み込みたい。
【傾向まとめ】
・芝:開催序盤らしく内、前有利。関東遠征での松山弘平騎手×堀宣行厩舎に注目。
・ダート:極端な枠は割引、4角先頭付近有利。ダノンレジェンド産駒は主場の右回りが狙い目
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