【中央競馬】東京競馬場、先週1月27、28日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の東京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京、京都、小倉で3場開催。ここでは先週の東京競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
1~4枠【3-5-5-45】複勝率22.4%、5~8枠【7-5-5-57】同23.0%と、開幕週ながら内外に大きな傾向差は見られなかった。。芝10戦のうち7勝が1~3番人気馬など好走馬のほとんどが人気馬であり純粋な能力勝負に近い状況だったようだ。そのため、人気馬が少なかった4枠【0-0-1-14】が凹む形。また、5枠は新馬戦で15番人気馬が勝った影響で【3-2-0-12】単勝回収率1032%と上振れた。
☆脚質
先行【4-5-3-20】連対率28.1%、単勝回収率580%、逃げ【0-3-0-7】連対率30%、複勝回収率94%と前有利傾向。回収率が良好なことから、開催週の綺麗な馬場を生かして前の馬たちが人気以上に好走していることがわかる。一方の差しは【5-1-7-38】連対率11.8%、単勝回収率35%と成績だけ見れば優秀だが好走馬は上位人気馬がほとんどで妙味の面では薄目。ただ、直線が長く実力が出やすいコースのため、傾向に反していても人気馬は切れなそうだ。追込は【1-1-0-37】となっており、後ろ過ぎるとさすがに届かない。
☆その他
川田将雅騎手が【4-0-1-1】の固め打ち。うち5頭が1番人気馬の騎乗だった。同騎手の19年以降、東京芝での1番人気馬騎乗成績を見ると、【26-17-7-23】勝率35.6%、連対率58.9%とまずまず安定。平均着順は3.0着で、馬券圏内はかなり堅い。人気していても馬券には組み込む必要がありそうだ。また、白富士Sをロードデルレイで勝利したように中内田充正厩舎とのタッグは【7-2-1-2】と鉄板級となっている。
【ダート】
☆枠順
1~4枠【7-6-4-86】複勝率16.5%、5~8枠【7-8-10-86】複勝率22.5%と若干だが外枠優勢だった。揉まれにくいというメリットに加え、芝スタートの1600m戦では芝を長く走れるアドバンテージの影響によるところが大きいと見る。ちなみに、1~4枠の勝ち馬は7頭中6頭がダートスタートの1400m戦から出ているように、1600m戦以外では大きな内外差はなさそうだ。
☆位置取り
4角4番手以内【7-9-5-41】全14戦中7勝、複勝率33.9%、同7番手以下となると【3-2-4-108】複勝率7.7%で、直線の長い東京競馬場にしては前の馬が好走傾向だった。時計を要す馬場だった影響か全体としてスローペース戦が多く、結果として前残りだった。ペースが流れさえすれば東京競馬場らしく後ろからも届く馬場状態ではあるのであくまで参考程度と思った方が良さそうだ。
☆その他
馬体重520kg以上【4-1-3-18】複勝率30.8%と好成績だった。上述したように先週は時計を要しており、大型馬のパワーが生きる馬場状態。根岸Sも534kgのエンペラーワケアが勝利、来たるフェブラリーSに使えるデータとなるかもしれないので覚えておきたい。
【傾向まとめ】
・芝:枠はフラット、脚質は前有利。川田将雅騎手×中内田厩舎の東京遠征は鉄板級。
・ダート:若干だが外枠、4角前方有利。時計を要す馬場で520kg以上の大型馬が好成績。
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