【中央競馬】阪神競馬場、先週12月16、17日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の阪神競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は阪神・中山での2場開催。ここでは先週の阪神競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
枠別成績を見ると、どの枠からも勝ち馬が出ておりほぼフラット。強いて挙げるなら7枠が【3-2-1-16】でそこそこだが、とりたてていいというほどでもない。2週前は内有利だったが、週中の雨でやや渋り、だんだん外伸びにシフトしてきたのだろう。これ以上進むのであれば、外有利になることも考えられる。
☆位置取り
脚質も逃げ~追込までほとんど有利不利なし。追込は【2-3-0-37】複勝率10%台でやや劣るが、競馬は追込不利、逃げ先行有利なスポーツであることを考えれば健闘している方だ。ただ、上がりに関してはある程度求められていたようで、上がり1位が【5-3-0-4】と好成績。特に外回りは直線が長い分、上がりの速い馬が優勢だった。
☆その他
先週はなんといっても川田将雅騎手が大活躍。芝では【3-3-1-1】連対率は驚異の75.0%をマークしている。年間複勝率も60.0%となっており、この調子で年明けまでいくのか注目だ。一方、B.ムルザバエフ騎手などの短期免許の外国人騎手たちが【0-1-2-16】と珍しく不振だった。
そのほか、前回紹介したモーリス産駒が【0-0-0-9】といいところがなかった。人気馬も多かったのだが、距離が変動して凡走した馬が多かった印象。通算芝成績を見ても、前走から距離の変動があった産駒は【105-75-82-738】勝率10.5%、複勝率26.2%、同距離だった産駒は【99-83-70-576】勝率12.0%、複勝率30.4%とわずかに後者がいい。覚えておいてもいいかもしれない。
【ダート】
☆枠順
芝とは異なり、こちらは外枠有利の傾向。なかでも7枠【3-3-1-15】勝率13.6%、連対率27.3%で少し抜けている。一方で2枠は【0-1-0-16】連対率5.9%、1枠も同5.9%で内枠は微妙。ダートらしく外有利、内不利となっていた。
☆位置取り
ダート12戦中、4角2番手以内が【10-6-2-9】から前が圧倒的に有利。後ろを見ると、同6番手以下ですら【2-0-6-86】複勝率は10%を割っており、とにかく前が止まらなかった。
☆その他
前回も紹介した坂井瑠星騎手の勢いが止まらない。2週前のダートで【3-2-1-2】、先週が【3-2-0-4】。もうダートでは坂井騎手だけ買っていてもいいレベルだ。事実、単複回収率はいずれも100%を超えている。今年の12月だけで見ると、単勝オッズ20倍未満の馬が【9-4-1-4】勝率50.0%、連対率72.2%と凄まじい。このオッズ帯の馬をどんどん狙っていこう。また、大体先行して勝っているので、先行実績があるとなおいい。
【傾向まとめ】
・芝:枠、脚質はフラット。川田騎手大暴れ、短期免許騎手が不振。モーリス産駒は同距離で狙い。
・ダート:外、前有利。単勝オッズ20倍未満の坂井瑠星騎手が買い時。
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