【中央競馬】中山競馬場、先週12月16、17日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の中山競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山・阪神での2場開催。ここでは先週の中山競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
1~2枠【0-2-1-31】複勝率8.8%と内枠が不振だった。一方、8枠【2-4-1-15】同31.8%、6枠【2-2-2-13】同31.6%など外枠が好走傾向。前記の6、8枠はともに日曜日の複勝率が40%超えとなっており、現在進行形で外側有利の馬場傾向にシフトしていると推察できる。内有利のコースが多いが、外枠も警戒は必要だろう。
☆脚質
逃げ【1-2-1-6】複勝率40.0%、先行【7-5-6-21】同46.2%の成績から前が圧倒的有利と言える。差し【1-3-3-3】同14.0%も健闘していたが、好走馬の出たレースは、実力差で勝ち負けが決まりやすい2歳戦や緩みないペースとなったヤングジョッキーズシリーズのみだった。追込【1-0-0-48】で勝ち馬が出た1戦もオープンクラスでのタフなロンスパ戦という特殊な展開のみで、基本的には厳しかった。
☆その他
ディーマジェスティ産駒が【1-0-0-2】と産駒数がまだ少ないながら勝利をあげた。同産駒の芝通算成績は【17-30-26-178】連対率18.7%、複勝率29.1%に対し、中山は【4-7-5-35】連対率21.6%、複勝率31.4%と皐月賞馬の父同様に中山は好相性。また、芝の12月成績が【3-6-2-14】連対率36.0%、複勝率44.0%、単回収率610%、複回収率244%と出色なのも特徴だ。
【ダート】
☆枠順
5~8枠【7-11-6-77】連対率17.8%、複勝率23.8%に対して、1~4枠【6-2-7-83】連対率8.2%、複勝率15.3%と見劣っており中~外枠有利だった。砂を被りにくい外枠に利がある為、通常通りの結果といえる。ただし、2枠【4-1-1-19】から先行脚質が4勝しているように、枠の利を生かしつつ、砂を極力被らないような競馬が出来れば、コース形態からも好走の余地は十分にある点は覚えておきたい。
☆位置取り
4角5番手以内【13-10-10-37】複勝率47.1%、全13戦の勝ち馬すべてがここからで前方の位置取りが必須だった。同6番手以下【0-3-3-122】同4.7%。コース形態の要因も大きいが、先週は稍重からのスタートだったよう、前が止まりにくい馬場の影響もあった。パサパサの馬場となった場合はもう少し後方の馬にもチャンスが生まれる可能性は考慮したい。
☆その他
三浦皇成騎手が【2-0-0-1】と先週中山で最多2勝だった。同騎手の中山ダ通算成績は【199-178-164-1421】連対率19.2%、複勝率27.6%なのだが、20年以降は【61-51-48-281】連対率25.4%、複勝率36.3%と成績が大きく伸びている。同条件では信頼できる騎手と覚えておきたい。
【傾向まとめ】
・芝:内枠不振気味、逃げ・先行脚質優勢。ディーマジェスティ産駒は12月成績が抜群。
・ダート:中~外枠、4角位置前方が有利。三浦皇成騎手の中山ダート成績が近年上昇中。
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