【中央競馬】中京競馬場、先週12月9、10日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
ⒸSPAIA
先週の中京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山・阪神・中京での3場開催。ここでは先週の中京競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠番
6枠【3-4-1-13】複勝率38.1%など外枠がやや有利傾向だった。5~8枠【6-7-7-67】複勝率23.0%、単回収率107%に対し、1~4枠【5-4-4-60】複勝率17.8%、単回収率52%となっており、好走率、妙味ともに外がやや優勢。通説としても内有利傾向な中京としては意外な結果だ。特に1枠は【1-1-1-13】平均人気8.6に対して平均着順が10.0となっており人気先行気味だ。
☆脚質
逃げ【3-2-1-7】複勝率46.2%、次点で先行【5-4-3-26】同31.6%だったように前有利の傾向。コース形態の関係もあるが、3場開催のローカルということでレースレベルが高いとは言えず、緩い流れが多く、前が残りやすかったことが要因だろう。よって追込【0-0-1-43】同2.3%と後方からでは勝負にならなかった。
☆その他
栗東所属馬【8-8-10-70】複勝率27.1%、美浦所属馬【3-3-1-56】同11.1%と栗東馬が圧倒していた。3場開催で行われる12月中京の18年以降の成績を見ても栗東【291-292-297-2644】複勝率25.0%、美浦【106-104-102-1931】同13.9%と同様の傾向だった。近年、多くの美浦所属馬が活躍してはいるが、全体で見ると、まだまだ西高東低の傾向にあることは覚えておきたい。
【ダート】
☆枠順
1枠【3-2-0-14】複勝率26.3%、5枠【3-1-2-14】同30.0%といった具合に1~5枠【11-6-7-72】同25.0%で勝ち馬の多くはここから出ていた。一方の6~8枠は【2-7-6-60】同20.0%と複勝率こそ悪くなかったが勝ち切れなかったことから外枠が劣勢だった。砂を被りにくい外有利がダートの定石だが、4角が下りでスパイラルカーブの中京では外回しはロスが大きくなってしまう。頭で狙うならインを立ち回れる枠がベターだろう。
☆脚質
先行【6-5-4-34】複勝率30.6%と先行馬有利だった。しかし、全13戦のうち11戦が1勝クラス以下だったことは注意。2レースあった2勝クラスでは3着以内は全て差し、追込馬であり、ハイレベル戦が予想される際は後方の馬にチャンスが回ってくる可能性は高い。また、逃げは【0-0-0-14】と振るわなかった。冬の乾燥したダートの影響は大きそうだ。
☆その他
単勝オッズ50.0~99.9倍台の馬が【1-3-2-13】複勝率31.6%と大激走。馬券圏内6頭のうち5頭は差し、追込馬だった。先週は後方から進めた馬が上がり最速を計時するケースが多く、上がり最速馬自体は【7-3-2-1】複勝率92.3%。展開次第では後方の馬に勝機があった。今年ラストの中京開催を特大馬券で締め括るなら、上がりの速い大穴馬を狙うのも面白い。
【傾向まとめ】
・芝:外目やや有利、逃げ、先行優勢。3場開催時は栗東所属馬が好成績。
・ダート:外枠不利、先行馬優勢。単勝オッズ50.0~99.9倍台×差し・追込馬に注目。
おすすめ記事