【中央競馬】阪神競馬場、先週12月9、10日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の阪神競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山・阪神・中京での3場開催。ここでは先週の阪神競馬場の傾向を、枠順、位置取りの観点からまとめる。
【芝】
☆馬番
1~3番が【6-5-4-21】連対率30.6%、複勝率41.7%と、この3つの馬番だけで15頭もの好走馬を出した。外は11番以降が【0-1-0-26】複勝率3.7%。頭数が少なかったこともあるが、内有利、外不利の傾向だった。開催2週目でまだまだ内伸び、3週目でも傾向はそう変わらないのではないか。
☆位置取り
4角位置で見ると、6番手以内【10-10-11-47】複勝率39.7%。基本的に前有利も、中団前辺りまで好走は可能だった。7番手以下だと【2-2-1-57】、勝てなくはないが、複勝率8.1%と分が悪かった。
☆その他
モーリス産駒が【2-1-2-3】、好走馬はいずれもマイル出走馬だった。芝の距離別の通算成績を見ると、1600、1800、2000m戦でそれぞれ50勝以上を挙げており、活躍馬が出ている。場所別でみると、新潟、阪神、京都ではいずれも外回りの方がよく、東京も出色であることから、直線の長いコースが得意。阪神芝1600mも【14-9-16-88】で、東京芝1800mコースの次に勝ち鞍を稼いでいる。朝日杯FSに出走予定の産駒たちにも期待したい。
【ダート】
☆枠順
6枠【4-2-2-9】勝率23.5%など外枠有利。反面、2枠が【1-0-0-14】勝率6.7%とほかの枠に比べて振るわない。1枠【1-0-1-11】複勝率15.4%も含めて内枠は劣勢だった。特に馬場が湿るということもなく、ダートのセオリー通りの馬場傾向だった。
☆位置取り
4角位置3番手以内【9-7-5-16】複勝率56.8%から前有利。ダートが全11戦だったことを考えても、好走馬のほとんどが前から出ている。同8番手以下になると【1-0-2-44】で複勝率6.4%。先行力が要求されるケースが多かった。
☆その他
坂井瑠星騎手が【3-2-1-2】。先週からダートで勢いが止まらない。ダートの通算成績を見ると、乾燥しやすい11月~1月で上昇する傾向。馬場状態別成績では良馬場【134-120-128-1011】勝率9.6%に対し、良馬場以外【64-67-72-612】勝率7.9%と、湿らない方がやはりいい。しばらく良馬場での開催が続くと考えられ、買い続けたい。反対にM.デムーロ騎手は【0-0-1-6】と不調。2017、18年はダート通算複勝率50%オーバーだったのが、今年は30%に満たず、苦戦を強いられている。
【傾向まとめ】
・芝:内、前~中団有利。モーリス産駒は直線の長いコースが◎。
・ダート:外、前有利。坂井瑠星騎手は乾燥したダート馬場で買い。
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