【中央競馬】中山競馬場、先週12月9、10日のレース傾向まとめ 

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先週の中山競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は中山・阪神・中京での3場開催。ここでは先週の中山競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。

先週の中山芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆馬番
12番から外が【1-2-1-32】複勝率11.1%と外の枠番が不利の傾向。開催序盤、小回りの中山ということもあり1~11番【9-8-9-83】同23.9%と内~中目から多くの好走馬が出ていた。ただし、1番【0-0-0-10】となっているように、内枠を狙う際は、インに殺到する馬によって進路を切られてしまうリスクがあることは覚えておきたい。

☆脚質
先行【6-6-2-23】連対率32.4%、複勝率37.8%と先行馬有利傾向だった。馬番同様に開催序盤、小回りコースだったこともあるが、6勝のうちの5勝が2歳戦でペースも比較的緩めだったことが大きな影響を与えたのではないか。また、前有利も逃げは【1-0-1-8】と低調。平均人気が6.8とそこそこ人気していたこともあり、ノーマークで逃げられなかったようだ。また、追込も【1-0-2-39】複勝率7.1%で、後ろ過ぎては届かなかった。

☆その他
佐々木大輔騎手が【2-0-0-2】と好成績だった。同騎手は2年目の今年に頭角を現し、12/10時点で全国リーディング12位と大ブレイク中。中山芝においても、今年の春開催までは【1-0-0-19】だったのが今年の秋開催以降は【4-3-5-25】複勝率32.4%と、トップジョッキー並の成績を記録。来月後半まで続くこの連続開催で狙い続けるのも面白そうだ。


先週の中山ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆馬番
8番~【8-8-9-76】複勝率24.8%と中~外の馬番がやや優勢だった。ダートの定石らしく砂の被りにくい馬番は重視したい。一方の1~7番は【5-5-4-77】同15.4%とイマイチ。中でも4~7番は【1-3-1-47】同9.6%と明らかに悪く、砂被り、馬群で揉まれてしまう馬番は注意しておきたい。

☆位置取り
4角5番手以内の馬が【12-11-8-40】複勝率43.7%、全13戦の連対馬26頭のうち23頭がここからで先行集団が圧倒的有利だった。元々ダートは前有利の傾向だが、他にも先週の番組構成が2勝クラス以上は4戦のみと、殆どが下級条件だったこともあり、比較的緩い流れのレースが多かったことも要因か。一方の4角6番手以下は【1-2-5-113】複勝率6.6%とかなり厳しい結果。安定して先行できる馬を重視していきたい。

☆その他
原優介騎手が【1-1-0-3】7番人気1着、6番人気2着と穴馬で激走。同騎手の今年のダート成績は【17-18-16-239】勝率5.9%、複勝率17.6%と決して高くはないが回収率は単164%、複108%と黒字域で妙味がある騎手だ。さらに12番人気以下の馬に騎乗した際は【2-3-2-86】。先日のチャンピオンズCの12番人気2着ウィルソンテソーロなど計7頭の大穴馬を馬券圏内に導いており、高配当の使者であることは覚えておきたい。

【傾向まとめ】
・芝:外目の枠番不利、先行有利。佐々木大輔騎手の中山芝成績が今秋以降急上昇中。
・ダート:中~外有利、4角先頭集団が優勢。原優介騎手に妙味あり。

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