【中央競馬】中京競馬場、先週12月2、3日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の中京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山・阪神・中京での3場開催。ここでは先週の中京競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆馬番
枠で見ると、概ねどこからでも好走馬が出ている。しかし馬番で見ると、1~7番が【7-7-8-55】勝率9.1%、複勝率28.6%に対し、8番以降は【4-4-3-53】勝率6.3%、複勝率17.2%と、見るからに内が有利だ。直線の動きを見ても、よほどペースが流れない限り内を通った馬で決着していた。開幕週で距離ロスのない内が物理的に有利になったと見る。
☆脚質
通常なら逃げが有利になるところだが、なんと【0-0-3-9】と連対馬すら出なかった。直線が長いことが逃げ不利の要因か。一方で差しが【5-5-2-32】勝率11.4%、複勝率27.3%と開幕週の割に好走した。先行馬も5勝、複勝率35.9%から、中団有利だった。ただし、追込までいくと【1-0-2-41】複勝率は10%未満。ある程度の位置はほしかった。
☆その他
ゴールドシップ産駒が【1-2-0-2】連対率60.0%と健闘。同産駒と言えば福島芝でよく走ると、当欄でも紹介している。コース別成績を見ると、福島芝1800mが【13-4-8-61】勝率15.1%とよく勝っている。中京だと芝2000mのコースが【6-7-4-67】勝率7.1%、複勝率20.2%、単回収率109%。芝コースでは勝ち鞍を稼げているコースなので、気にしておきたい。ちなみに今回好走した3頭は全て2000m以上のコース。1周競馬×小回りコースならどこでも対応してしまうのかもしれない。
【ダート】
☆枠順
枠別成績ではどの枠からでもまんべんなく好走馬が出ていた。強いて挙げるなら1枠【1-2-0-16】複勝率15.8%、7枠【1-0-3-21】同16.0%、8枠【3-1-0-22】同15.4%と極端な枠が、ほかの枠に比べ5~10%ほど好走率が低かった。やや内~中枠有利といったところか。
☆脚質
芝では連対すらできなかった逃げだが、ダートでは【4-1-1-7】勝率30.8%、複勝率46.2%と出色だった。先行馬も【4-4-6-30】複勝率31.8%と優秀で、前有利だった。後方勢では、差しが【5-5-6-54】と健闘したが、例によって追込は【0-3-1-54】で勝ち馬なし。チャンピオンズCを見ていても、コースレイアウトの関係上、1周競馬ではペースが緩んでしまうと後ろの馬にはどうすることもできなかった。
☆その他
1番人気馬が【6-1-0-6】勝率46.2%とよく勝っていた。多くの決め手は逃げ、先行で、枠問わず好走していた。騎手では坂井瑠星騎手が【3-0-1-1】複勝率80.0%と大活躍。同騎手のダート通算成績を見ると、勝ち鞍が多いのは阪神で【54-62-65-491】勝率8.0%、複勝率26.9%なのだが、次に多いのが中京で【40-36-36-242】勝率11.3%、複勝率は31.6%と高い。脚質別では追込は【7-16-26-546】複勝率8.2%と厳しいが、逃げ、先行なら複勝率40%超え。人気の逃げ、先行馬に乗ったら素直に推したい騎手だ。
【傾向まとめ】
・芝:内、中団有利。ゴールドシップ産駒は1周競馬×小回りコースが狙い目?
・ダート:極端な枠は不利、前有利。坂井瑠星騎手は中京ダ、人気の逃げ先行馬で買い。
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