【中央競馬】阪神競馬場、先週12月2、3日のレース傾向まとめ 

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先週の阪神競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は中山・阪神・中京での3場開催。ここでは先週の阪神競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。

先週の阪神芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
芝は開幕週だけあって、概ね内枠優勢。4枠【3-3-1-7】複勝率50.0%などが活躍し、6枠【0-0-3-14】を始め、外枠は苦戦傾向だった。特に内回りは内枠有利の傾向が強く、1~4枠【3-5-2-14】同41.7%に対し、5~8枠【2-0-3-32】複勝率13.5%と明暗が分かれた。

☆位置取り
脚質に関しては逃げ~追込までチャンスがあった。特に追込は【2-3-3-30】複勝率21.1%と健闘した。少頭数戦が多かったこともあり、4角位置7番手以下でも【3-3-6-44】同21.4%。概ね位置取りに関わらず好走できる傾向にあった。ただし、上がりの要求度が高く、上がり1~3位【9-8-4-15】同58.3%に対し、4位以下は【2-3-7-80】同13.0%と好走率に大きな差があった。

☆その他
騎手、種牡馬で目立ったデータはなかった。人気別成績を見ると、1番人気が【4-0-0-7】勝率36.4%で、勝ったのはいずれも単勝2.5倍以下。1番人気にしては頼りない好走率だった。かわりに2~3番人気が【4-6-4-8】複勝率63.6%と高めの数字。中穴以下もほどよく台頭し、今週もこれくらいの決着ならそこそこの配当にありつけそうだ。


先週の阪神ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
ダートは1~3枠が【1-1-2-43】複勝率8.5%と内枠が振るわなかった。特に1枠は【0-1-0-14】で平均5.8人気に対し平均9.7着と人気を大きく下回る着順が多かった。よかったのは4枠【4-2-2-11】勝率21.1%、複勝率42.1%から外。7枠【4-1-3-15】複勝率34.8%、8枠も【1-5-2-15】同34.8%で、外枠からの好走が目立った。

☆位置取り
芝とは異なり、前が優勢。特に4角2~3番手の先行勢が【7-3-4-14】勝率25.0%、複勝率50.0%で、好走ゾーンはこの辺りにあった。反対に同8番手以下は【0-0-2-59】で連対馬なし、複勝率もわずか3.3%に留まった。パサパサのダートということもあって、セオリー通りの結果が多かった。

☆その他
種牡馬、騎手ではなく、今回は母父馬をピックアップ。母父サクラバクシンオーの馬が【1-1-1-2】、単回収率208%と活躍した。

母父サクラバクシンオーの馬のダート通算成績を見ると、勝ち鞍が多いのはやはり短距離で、ダ1200m戦だと93勝を挙げている。ただ、父にサンデーサイレンス系(以下SS系)がつけられると、より長い距離に向くようになる。事実、父SS系は1500m以下で勝率5.4%、1600m以上で同6.9%と、長い方が良いのに対し、父が非SS系の場合は1500m以下で勝率7.1%、1600m以上で同6.5%と短距離での勝率が上回る。母父サクラバクシンオーは父との組み合わせにも注目したい。

【傾向まとめ】
・芝:内枠有利、脚質不問。上がりが要求される馬場。ただし、1番人気は信頼度低。
・ダート:中~外枠、前有利。母父サクラバクシンオーは父との組み合わせで距離適性変わる。

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