【中央競馬】京都競馬場、先週11月18、19日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
ⒸSPAIA
先週の京都競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京・京都での2場開催。ここでは先週の京都競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
開催が進み、内の馬場が傷んで、ラチ沿いをあけるケースが増えてきた。1枠は【2-4-1-11】連対率33.3%と好走率が高かったが、馬券に絡んだのは3番人気以内の馬ばかり。実力のある馬ならなんとかなったが、3枠【1-1-1-16】などを見ても、基本的には内枠不利だった。5枠までくると【3-2-1-18】複勝率25.0%。ある程度外伸び馬場にシフトしてきたと見ていい。
☆位置取り
逃げは【0-1-1-12】と凡走が多かった。4角位置で言うと2~7番手が【10-11-7-64】複勝率30.4%と出色。先行~中団有利といったところか。同10番手以下は【1-0-2-40】と厳しかったが、上級クラスやペースが速くなった時にはチャンスが生まれる。最終週の京都なら後方一気の場面も増えるのではないか。
☆その他
稍重馬場からのスタートとなった京都競馬場。ある程度力を要する馬場になったことで、ミスタープロスペクター系が【7-5-5-29】と活躍した。なかでもドゥラメンテ産駒は【2-1-2-3】で中距離を中心に躍動、ルーラーシップ産駒は【1-2-0-3】で好走馬はマイルに集中した。どちらも優秀な種牡馬だが、ドゥラメンテ産駒は短距離より中長距離で良さが出て、ルーラーシップ産駒はマイルでも対応可能、といった傾向になっている。同じミスプロ系でも距離に応じて狙いを変えたい。
【ダート】
☆枠順
5枠【5-2-4-9】複勝率55.0%など中~外枠に好走馬が偏った。一方、内枠は2枠【0-0-1-16】、3枠【0-0-1-17】と凡走傾向。人気馬が少なかったのもあるが、多頭数のレースが多く、馬群を捌けなかったことも背景としてありそうだ。
☆位置取り
ダートは10戦して逃げ【3-1-1-5】、先行【4-4-3-21】。基本的には前有利の傾向だ。4角位置で見ると6番手以内が【10-8-6-45】で全10勝。中団につけるにしてもある程度前目にいないと連対は難しかった。同7番手以下は【0-2-4-73】。馬券に絡んだ馬のほとんどは2勝クラス以上だった。力のある馬でなければ後ろからは届かなかった。
☆その他
団野大成騎手が【1-2-1-3】と健闘した。通算成績を見ると勝ち鞍は芝よりダートの方が多い。特に人気馬に騎乗した際の信頼度は高く、1番人気だと【33-22-12-28】勝率34.7%、連対率57.9%、複勝率70.5%とハイアベレージ。4番人気以内でも【93-85-62-249】勝率19.0%、複勝率49.1%とかなり乗れているので、実力馬に乗っている時はぜひ押さえておきたい。
【傾向まとめ】
・芝:内枠不利、先行~中団有利。ミスプロ系が走る馬場。
・ダート:中~外枠、前有利。団野大成騎手は人気馬に騎乗すると堅実。
おすすめ記事