【中央競馬】中京競馬場、昨年同時期のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の中京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山・阪神・中京での3場開催。ここでは昨年同時期の中京競馬場(2022年12月3日~11日の開催4日間)の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
1~3枠がいずれも4勝をあげ、着度数は【12-9-7-70】と開幕週の影響を大きく受けていた。ただし、逃げや先行による前の競馬ばかりでなく、差し馬5勝、追込2勝と後方勢の活躍もあった。外は7枠【1-2-1-42】、8枠【3-3-0-41】で、いずれも複勝率でほかの枠に劣る。典型的な内枠有利外枠不利の傾向だった。
☆脚質
先行【9-10-6-50】と勝利数の面で一歩リードしていた。差しは【7-8-10-87】と健闘したが、追込は【2-2-2-88】と押され気味。しかも、後方勢の好走馬はほとんどが前述の1~3枠に集中しており、外枠からの差し追込は不利だった。内枠の利を生かすことがポイントになっていたようだ。
☆その他
芝は21戦して、サンデーサイレンス系が【12-14-10-121】複勝率22.9%。非サンデーサイレンス系【9-7-11-119】同18.5%とわずかに前者が上回った。上がり最速馬が9勝と上がりを問われたのが背景にありそうだ。また、ハーツクライ系種牡馬の産駒が【5-3-2-11】複勝率47.6%と優秀だった。今年も複数頭の出走があり、注目だ。
【ダート】
☆枠順
1枠【6-3-0-26】が出色。外枠ほど好走率が落ちており、8枠までくると【2-3-6-43】で勝率3.7%まで落ち込む。典型的な内枠有利、外枠不利だ。この時期は雨が降りづらく、開幕週ということもあり馬場が例年似た状況になりやすい。おそらく今年もダートは同じ傾向になるのではないか。
☆位置取り
ダートは27戦して、4角5番手以内が【20-23-18-88】複勝率40.9%と好成績。同9番手以下が【2-2-1-123】同3.9%を見ても、明らかに前有利だ。後方勢は3~4コーナーのスパイラルカーブで不利を受けやすいことを考えても、割引せざるを得ないか。
☆その他
キズナ産駒が【3-0-2-7】と活躍。もともと力を要する馬場が得意で、この時期のダートは合うだろう。同産駒のダートの通算成績を見ても、12月は複勝率29.7%、1月は同35.4%とほかの期間に比べて好走率が高め。勝利数もタフな阪神が57勝、次点で中京が38勝で続く。今の時期だからこそ狙いたい。
【傾向まとめ】
・芝:内枠有利、外枠からの差しは割引。サンデーサイレンス系、特にハーツクライ系が狙い目。
・ダート:内枠、前有利。キズナ産駒は冬、中京、阪神で買い。
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