【中央競馬】東京競馬場、先週11月11、12日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の東京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京、京都、福島での3場開催。ここでは先週の東京競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
1~4枠【4-5-4-54】複勝率19.4%に対し、5~8枠は【9-8-9-64】同28.9%。馬券内頭数は2倍と中~外枠有利傾向だった。特に5枠【3-2-3-12】3勝、複勝率40.0%と際立っていた。一方の2枠は【1-1-1-13】同18.8%、3枠は【1-0-1-16】同11.1%と厳しかった。人気よりも着を落とすケースが多かったので注意したい。
☆脚質
先行【5-9-4-26】、差し【5-2-4-49】とどちらも5勝、次いで追込【3-1-2-34】が3勝と勝ちを分け合っていた。上がり1位が【9-1-1-3】勝率64.3%と抜群で、長い直線で末脚を生かす馬に利があった。一方で逃げは【0-1-3-9】、緩んだ流れのレースも多い中でこの成績なので逃げ不利傾向だったと言える。
☆その他
カレンブラックヒル産駒が【2-0-0-0】、その父ダイワメジャー産駒【1-1-0-0】とダイワメジャー系列が連対率100%の活躍だった。カレンブラックヒル産駒の競馬場別成績を見ると、芝では東京が【8-8-6-70】で勝率8.7%、連対率17.4%は全場トップの成績。芝トータルでの勝率4.3%、連対率11.7%よりだいぶ走れている。また、単複回収率も100%以上と妙味もあり、産駒数は多くないが東京競馬場ではチェックしておきたい種牡馬だ。
【ダート】
☆枠順
1枠が【4-0-1-12】勝率23.5%と抜けていた。次点は7枠【1-3-2-16】同18.2%、次いで2、8枠といった具合で、極端な枠が好走傾向にあった。一方、3枠【0-1-1-17】複勝率10.5%、4枠【1-1-0-19】複勝率9.5%で中目の枠が苦戦していた。2歳戦が多い番組構成ということもあり、砂を被りやすく揉まれやすい枠は若駒には厳しかったか。
☆脚質
逃げが【5-0-1-5】勝率45.5%と大活躍。うち3勝は2歳未勝利戦だった。キャリアの浅い若駒で砂被りや揉まれるリスクがないこともあり、2歳戦の逃げ馬有利傾向は頭に入れておきたい。先行【2-5-1-31】複勝率20.5%、差し【3-5-6-47】同23.0%のように他脚質からも好走馬は多かったが、追込は【1-1-3-47】同9.6%、連対馬わずか2頭と、後ろは届かずの傾向だった。
☆その他
柴田善臣騎手が【2-2-0-2】と大活躍。特に日曜日は他2場が重賞開催でリーディング上位陣も不在だったこともあり、3戦3連対と大暴れだった。2日連続でJRA最年長V記録を更新した同騎手だが、今年のダート戦成績は【6-11-5-64】複勝率25.6%、単回収率242%、複回収率166%と、騎乗機会は少なめだが妙味はあり、まだまだ狙える騎手だ。
【傾向まとめ】
・芝:中~外枠有利、逃げ馬不利傾向。カレンブラックヒル産駒は東京で好成績。
・ダート:極端な枠有利、2歳戦中心に逃げ有利傾向。柴田善臣騎手のダート戦に妙味あり。
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