【中央競馬】京都競馬場、先週11月4、5日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の京都競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京・京都・福島での3場開催。ここでは先週の京都競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆馬番
芝では内回り8戦、外回り5戦の計13戦が行われた。全体的に頭数が少ないという背景はあるが、内有利の傾向があった。10番以内【12-11-11-91】勝率9.6%、複勝率27.2%に対し、11番以降は【1-2-2-33】で勝率2.6%、複勝率13.2%。特に内回りで内がいい傾向にあった。小回りになるだけあって、ロスのない立ち回りができるのがプラスに働いたようだ。
☆脚質
先々週は逃げが不調だったが、先週は【2-2-3-7】連対率28.6%で、先行も【4-5-3-26】同23.7%と前が有利。内回りが多かったこと、Bコース替わり初週が効いたようだ。人気薄でも前が止まらなかったことから、やはり追込が【2-0-2-45】複勝率8.2%と不調。今週も似たような傾向になりそうで、基本は前の意識でいい。
☆その他
松若風馬騎手が【3-0-0-3】と活躍。芝の通算成績を見ると、特に短距離戦で輝くようで、1200m戦では【58-51-43-594】勝率7.8%、複勝率20.4%とまずまず。単回収率は118%とプラス域で、唯一のGⅠ勝ちも短距離戦だった(20年高松宮記念のモズスーパーフレア)。クラス別では新馬戦や1勝クラスがともに単回収率100%超えで妙味あり。狙うならこの辺りの条件だ。
【ダート】
☆枠順
8枠【3-0-2-17】など外枠有利。特に1周競馬でより外枠が好調だった。一方、内の2枠は【0-0-0-15】と馬券絡みなし。1400m以下なら内枠にも活躍の余地があったが、1周になると外枠に押され気味だった。
☆位置取り
ダート11戦中、4角3番手以内が【6-6-3-22】複勝率40.5%で前有利。連対馬の半分はここから出ており、クラス問わず活躍していた。同6番手以下でも【3-3-4-75】同11.8%。後ろの馬は苦戦を強いられた。
☆その他
ヘニーヒューズなどニアークティック系の馬が【7-2-1-27】勝率18.9%と活躍した。力の要る馬場で活躍する傾向にある系統で、時計のかかる今の京都ダートにはぴったりということだろう。特に1周競馬では【6-2-0-15】勝率は26.1%と出色だった。なかでもヘニーヒューズ産駒が重賞勝ちを含め2勝を挙げた。
【傾向まとめ】
・芝:内、前有利。松若風馬騎手は短距離、新馬戦、1勝クラスで妙味あり。
・ダート:外、前有利。力の要る馬場、特に1周競馬でニアークティック系が出色。
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