【中央競馬】東京競馬場、先週10月28、29日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の東京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京、京都、福島での3場開催。ここでは先週の東京競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆馬番
3番【3-0-3-7】勝率23.1%、複勝率46.2%や10番【3-0-1-7】勝率27.3%、複勝率36.4%など内~中目の馬番に好走傾向あり。Bコース替わりの影響もあるが、両馬番とも逃げ先行馬が結果を出していたことから、位置取りがしやすい馬番だったことも好走の要因として挙げられる。一方、11番以降は【1-2-0-14】複勝率17.6%で、外の馬番は劣勢だった。
☆脚質
先行【9-4-5-29】複勝率38.3%、逃げ【2-0-3-8】同38.5%、芝全13戦の11勝がここからで圧倒的に前有利だった。天皇賞(秋)を見てもわかる通り、超高速馬場だったことが影響していそうだ。一方の差しは【0-5-4-34】複勝率20.9%と悪くはないが、勝ち星なし。前の馬を捉えきれずといったケースが目立った。今週も高速馬場は続きそうで注意したい。
☆その他
C.ルメール騎手が【6-3-1-2】重賞2勝を含む6勝、複勝率83.3%、馬券外2鞍もともに4着と驚異的なパフォーマンス。当日の傾向を完全に押さえており芝での12鞍のうち10鞍で逃げ先行競馬だった。10月からの4回東京開催の芝成績では【12-8-7-10】複勝率73.0%とほぼ崩れておらず、今週から始まる5回開催でもこの勢いは続きそうだ。
【ダート】
☆馬番
内目の馬番も総じて良好だったが、14番【2-0-1-2】複勝率60.0%、単回収率1722%、12番【1-2-1-5】複勝率44.4%、複回収率138%など外の馬番に妙味があった。特に14番からの勝ち馬2頭は11、12番人気と大穴馬だった。2頭とも被されない外目を気分良く先行しており、外側の強みを存分に発揮したことが激走に繋がったようだ。一方、低調だったのは中目の8~11番【0-2-3-39】で複勝率はわずか11.4%。その外に好走馬が出ており、被される側になっていたのが不調の原因と考えられる。
☆位置取り
先行が【8-5-3-24】全11戦のうち8勝を挙げ、複勝率40.0%、単回収率は365%と先行優勢。先行馬が上がり上位をマークしたため、後ろが届かない展開が多かった。従って、差し【2-2-6-40】2勝、追込【0-3-2-47】0勝と中団以降から勝ち切るには厳しい傾向だった。
☆その他
単勝オッズ30.0~99.9倍の穴馬たちが【3-2-4-31】勝率7.5%、複勝率22.5%、単回収率290%、複回収率151%と大活躍。好走馬はほとんどが先行馬【3-1-2-8】であり、直線の長い東京コースで想定よりも先行馬が止まらなかったことが要因と推測する。甘く見られている先行馬には注目だ。
【傾向まとめ】
・芝:内~中目の馬番や前の脚質有利。東京芝でルメール騎手の無双が継続中。
・ダート:外目の馬番、先行脚質有利。単勝オッズ30.0~99.9倍の先行馬が活躍。
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