【中央競馬】東京競馬場、先週10月14、15日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の東京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京・京都・新潟での3場開催。ここでは先週の東京競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆馬番
1~9番【10-12-10-79】連対率19.8%、複勝率25.0%、10番~【3-1-3-40】連対率8.5%、複勝率14.9%と内~中番枠が優勢だった。先行勢が好走していることからスタート後に位置を取りやすい馬番が良かったようだ。また、外目での好走馬7頭中4頭は、揉まれにくい外枠に利のある新馬戦組だった。
☆脚質
逃げが【3-4-1-5】連対率53.8%、複勝率61.5%で他を圧倒。先行も【7-3-5-31】複勝率32.6%で前有利だった。一方、後方脚質では、差し【2-3-4-43】同17.3%と数字が落ち込み、追込は【0-3-3-39】で勝ち星なし。スローペースが多かったことや、重馬場の影響で後ろからでは厳しかったようだ。
☆その他
イスラボニータ産駒が【4-0-1-2】で4勝と大活躍。東京芝成績は【16-11-10-75】勝率14.3%、複勝率33.0%で勝ち数、好走率ともに全場トップだ。また、同産駒は芝での逃げが【9-9-8-26】で複勝率50.0%と優秀であり、日曜メインでもヤマニンサルバムが逃げて快勝。東京芝、逃げ脚質、といった条件で注目したい。
【ダート】
☆枠順
4枠が【3-4-1-10】連対率38.9%と出色。5、8枠も連対率15%以上で、中~外枠優勢だった。1~3枠は10戦して2勝、特に2枠は【0-0-1-13】と厳しい結果だった。砂を被りにくいことや芝スタートコースでは芝を長く走れるなど、中~外枠が有利になる傾向が表れている。
☆脚質
先行【3-3-5-23】で連対率17.6%、複勝率32.4%に対し、差し【3-2-4-45】同9.3%、16.7%となっており、若干ながら先行が優勢だった。特に日曜は不良馬場で、先行【2-3-1-12】連対率27.8%と馬場を味方につけ、逃げも同様に【0-2-0-3】で全て4着以内と前が好走傾向にあった。なお、土曜は良馬場での開催で追込が【3-2-0-16】と健闘。雨によって馬場傾向が一変したようだ。
☆その他
社台系生産馬が【4-1-1-14】勝率20.0%で、その他生産馬【6-9-9-97】同5.0%と比べよく勝っていた。また、好走馬はすべて1600m戦から。同系列生産馬の20年以降の東京ダート成績が勝率8.8%に対して、東京ダ1600mは勝率10.0%、勝利数も東京最多。社台系は東京ダ1600mが得意と覚えよう。
【傾向まとめ】
・芝:内~中番枠、前有利。イスラボニータ産駒×「東京芝 or 逃げ」に注目。
・ダート:中~外枠有利、道悪ではより先行が活躍。東京ダ1600mで社台系生産馬が好走。
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