【中央競馬】京都競馬場、3年前の同時期のレース傾向まとめ 

SPAIA編集部

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三年前の同時期の京都競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は東京・京都での2場開催。ここでは、改修工事を行なっていた関係で、3年前の同時期(2020年10月10日~10月18日の開催4日間)の京都競馬場の傾向をピックアップ。特に枠順、脚質の観点からまとめる。

三年前の同時期の京都芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
3枠【5-5-2-25】勝率13.5%、複勝率32.4%、4枠【8-3-6-23】勝率20.0%、複勝率42.5%など中枠有利。特に外回りでその傾向が強かった。一方、1枠【3-4-1-26】、2枠【1-0-3-29】で内枠は割引だった。

☆脚質
先行【15-11-8-66】複勝率34.0%と優秀だが、差しも【9-11-13-84】同28.2%と健闘。内回りでは先行有利だが、外回りなら差しも盛り返してくる。ただし、逃げは【1-4-3-21】で、29戦して1勝しかしていない。開幕序盤の京都にしては意外に逃げが厳しかったようだ。

☆その他
キングカメハメハ産駒が【3-0-1-4】と活躍した。芝の通算成績では、東京に次いで勝ち鞍が多い。京都での芝成績だけを見ると、外枠に入った時が優秀で、内回りの7枠では【25-10-9-103】勝率17.0%、複勝率29.9%、8枠【14-14-13-88】勝率10.9%、複勝率31.8%。同条件の産駒を見かけたらマークしておきたい。


三年前の同時期の京都ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆馬番
~8番【16-12-13-111】複勝率27.0%に対し、9番以降【3-7-6-93】同14.7%と明らかに内有利。なかでも3番は6勝と優秀で、1~3番は複勝率35%オーバー。重・不良馬場での開催が大きな偏りをもたらしたと見ていい。

☆脚質
19戦して逃げ【7-3-2-8】と前が圧倒的。脚抜きのいい馬場が逃げ馬に味方したようだ。先行【9-7-8-43】複勝率35.8%も相当優秀だったが、差し【2-8-6-77】同17.2%、追込【1-1-3-74】同6.3%と後方は苦戦を強いられた。前が止まらなかったのが敗因だ。

☆その他
ルーラーシップやスウェプトオーヴァーボードなど、ミスタープロスペクター系が【11-3-8-51】で複勝率30%オーバー。なかでもスウェプトオーヴァーボード産駒は3戦3勝と人気馬、下位人気馬問わず勝ち切った。ルーラーシップ産駒も【3-1-0-3】と活躍。ダートの通算成績では、良馬場【151-125-151-1506】勝率7.8%、複勝率22.1%に対し、不良馬場【22-21-21-187】勝率8.8%、複勝率25.5%と馬場が湿る方が活躍する傾向にある。雨が降った際に注意したい。

【傾向まとめ】
・芝:中枠、先行有利。京都内回りの外枠×キングカメハメハ産駒が出色。
・ダート:内、前有利。ルーラーシップ産駒は不良馬場で輝く。

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