【中央競馬】東京競馬場、昨年同時期のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
ⒸSPAIA
昨年同時期の東京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京・京都での2場開催。ここでは昨年同時期(2022年10月8日~10月16日の開催5日間)の東京競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
7枠【8-4-3-45】勝率13.3%、8枠【8-3-8-44】勝率12.7%など外枠有利。特に2歳戦でこの傾向が強く、内で器用に捌く競馬が若駒に難しいのが、枠別成績に出ているのだろう。一方、3枠【3-2-1-39】をはじめ、6枠から内は勝ち切れないところが多かった。
☆位置取り
4角6番手以下【17-13-13-192】。芝は30戦あったのだが、過半数がわりと後方から勝ち切っている。開催前半にしては後方有利の傾向だ。やはり直線が長い影響があったようだ。同1番手は【1-5-1-23】でわずか1勝。4角で中団あたりにいそうな馬を狙っていきたい。
☆その他
エピファネイア産駒が【4-3-1-9】勝率23.5%、単回収率304%と高水準の数字を記録。2歳馬を中心に活躍した。同産駒の芝の通算成績を見ると、10月は【38-32-25-174】勝率14.1%と勝率は全期間でトップ。なかでも東京では【16-11-5-50】勝率19.5%、単回収率195%と出色だ。1600~2000mが狙い目で、今週も出走機会があれば積極的に単勝で買いたい。
【ダート】
☆枠順
6枠【6-5-5-37】複勝率30.2%を中心に外枠有利。ダートらしく外枠に分があったようだ。一方、1~3枠はいずれも2勝どまり、勝率も4%台と低調だった。3枠は【2-2-3-41】複勝率14.6%と、馬券絡みも多くなかった。
☆位置取り
4角3番手以内【21-12-10-50】から前有利。いくら直線が長いと言えど、稍重以下での開催が多かったこともあり前が止まらなかった。同8番手以下ですら【1-7-9-164】で28戦でわずか1勝。ある程度前にいないと苦戦を強いられた。
☆その他
ヘニーヒューズ産駒が【5-1-1-11】。稍重馬場で3勝を挙げるなど活躍した。ダートの通算成績を見ると、良馬場【328-276-256-1943】勝率11.7%、複勝率30.7%、稍重馬場【111-109-83-676】勝率11.3%、複勝率30.9%と稍重馬場までなら影響なし。ただ、重馬場【54-57-41-433】勝率9.2%、複勝率26.0%、不良馬場【23-24-28-242】勝率7.3%、複勝率23.7%と雨で湿ると成績がやや下がる。適度にパワーのいる馬場の方が得意ということだろう。
【傾向まとめ】
・芝:外枠、後方脚質有利。10月東京はエピファネイア産駒天国。
・ダート:外枠、前有利。ヘニーヒューズ産駒が健闘。
おすすめ記事