【中央競馬】阪神競馬場、先週9月16~18日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の阪神競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山・阪神での2場開催。ここでは先週の阪神競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
内・外回り合わせて、1枠【3-1-2-14】など内枠の方が好走率が高い。特に内回りでは1枠【3-1-0-5】で勝率33.3%と出色。一方、内・外回り関係なく、7枠【2-1-1-25】など外枠は内枠に比べ好走率が低かった。ただし、単勝回収率では外枠に分があり、穴馬は6枠以降から複数出ていた。
☆脚質
逃げ【5-3-1-8】連対率47.1%、先行【7-8-8-37】同25.0%から前有利。内回りだと逃げは【4-1-0-3】と素晴らしい成績だった。一方、追込は【1-2-0-51】同5.6%と大苦戦。ローズSで世界レコードが出たように高速馬場で、さすがに後ろすぎると届かなかったようだ。
☆その他
岩田望来騎手が【2-2-2-2】と大健闘。ローズSの舞台・阪神芝1800mは通算で【14-12-15-65】勝率13.2%、複勝率38.7%と、芝コースでは2番目に勝ち鞍が多い。ちなみに1番多いのは中京芝2000mで【26-13-10-82】勝率19.8%、単回収率166%と妙味もある。阪神では芝1400mが【10-11-14-65】勝率10.0%、複勝率35.0%、単回収率135%で狙い目だ。一方、種牡馬別ではモーリス産駒が【1-0-1-8】とやや低調。平均4.5人気に対し平均7.2着と人気を裏切る馬も多かった。
【ダート】
☆枠順
5枠【5-5-5-15】、6枠【4-4-1-22】など中枠有利。内、外枠など極端な枠ほど好走率は落ち込んでいた。特に1枠は【0-1-2-22】で勝利なし。ただ、ほとんどが6番人気以下で、実力馬が入っていなかったことも不調の原因と言えそうだ。
☆位置取り
17戦して4角3番手以内【14-9-5-26】と圧倒的に前有利。同5番手以下ですら【1-7-8-131】で、前が止まらず、勝つには前にいないと話にならなかった。概ね、ダートのセオリー通りの馬場だった。
☆その他
ロードカナロア産駒が【2-2-0-3】と活躍。同産駒の阪神ダートの通算成績は【48-55-54-526】勝率7.0%、複勝率23.0%と平凡。距離別で見てもやはり平凡で、むしろ阪神は苦手と考えられる。今回馬券に絡んだ4頭はいずれも逃げか先行の競馬をしていたことから、同産駒のスピードと先週の傾向がマッチしたのが活躍の要因だったと見てよさそうだ。
【傾向まとめ】
・芝:内枠、前有利。岩田望来騎手が大活躍、阪神芝1400m、芝1800mが特に狙い目。
・ダート:中枠、前有利。ロードカナロア産駒のスピードと馬場がマッチしたと考察。
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