【中央競馬】札幌競馬場、先週8月19,20日のレース傾向まとめ 

SPAIA編集部

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先週の札幌競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は札幌・新潟・小倉での3場開催。ここでは先週の札幌競馬場の傾向を、枠順、位置取りなどの観点からまとめる。

【芝】
☆枠順
先々週は7~8枠は0勝だったのが、先週は7枠【3-3-4-16】複勝率38.5%、8枠【4-3-2-19】同32.1%で全14戦の半数を勝利しており、外枠有利の傾向が強まってきた。1枠に関しては【3-1-1-13】と、コース形状のアドバンテージで変わらず好成績だが、馬場の傷みを考えれば更に外有利となることも視野に入れておきたい。

☆位置取り
4角2番手以内【13-10-5-13】連対率56.1%と圧巻の成績で4角前目の位置取りが最重要だった。4角5番手以下になると【0-1-6-107】複勝率6.1%と勝ち馬すらいない。先週は内を空けながらのレースが多く、後方から外を回すととんでもないロスになる状態だった。早めに動ける騎手や傷んだ内馬場を苦にしない馬を狙うことがカギになりそうだ。

☆その他
横山和生騎手が【2-1-1-4】と大活躍。札幌記念で9番人気トップナイフを2着に導いたように、ほとんどの馬を人気以上の着順に持ってきていた。先週のような特殊な馬場状態で機転が利かせられるタイプなのは覚えておきたい。


【ダート】
☆枠順
1枠が【2-1-1-6】と好成績なものの人気馬中心で、単複ともに回収率は100%未満。また、1~4枠で見ると【4-2-4-42】複勝率19.2%、5~8枠が【6-8-6-58】同25.6%となっており、全体としては中~外枠が有利傾向か。先週までの傾向を鑑みても基本的には中~外優勢と捉えて良さそうだ。

☆脚質
逃げが【4-0-1-7】単回収率132%と黒字域で、先々週【2-0-0-9】同41%に比べ好成績だった。特に日曜日は、稍重の湿った馬場だったのが味方したようだ。差しは【0-2-4-44】複勝率12.0%と勝ち馬が出ず、追込にいたっては【0-0-0-30】と馬券にも絡めず。後方の馬を狙う場合は、マクリ【2-1-1-0】を打つことが必須条件となっている。

☆その他
稍重馬場となった先週。生産者別成績を見ると、社台系生産馬が【5-3-4-21】複勝率36.4%と大活躍。良馬場だった先々週は【1-2-2-22】同18.5%と半分程度の成績であった。社台系生産馬は芝志向の血統が多いことからも湿った馬場で狙うのは悪くなさそうだ。

【傾向まとめ】
・芝:内枠不利。14戦中13勝が4角2番手以内。傷みの進行してきた馬場状態で横山和生騎手が激走。
・ダート:中~外枠が優勢。稍重馬場で逃げ・先行有利。湿ったダートで社台系生産馬が躍進。

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