【中央競馬】阪神競馬場、昨年同時期のレース傾向まとめ 

SPAIA編集部

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昨年同時期の阪神競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は阪神・中山での2場開催。ここでは昨年同時期(変則開催のため、10月8日~10月16日の開催5日分とする)の阪神競馬場の傾向を、枠順、位置取りの観点からまとめる。

昨年同時期の阪神芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
内回りと外回りで傾向が異なるので分けて解説する。内回りでは5枠が【6-2-1-11】勝率30.0%、単回収率106%、4枠【2-3-3-11】複勝率42.1%と中枠が好調。1枠【1-1-1-14】など内枠は劣勢だった。外回りでは2枠が【1-3-2-8】複勝率42.9%、1枠【2-2-1-9】同35.7%と内枠優勢だった。

☆位置取り
開幕週と2週目にもかかわらず、差し【6-11-6-58】と好成績。直線が長いからかと思いきや、内回りでも【3-7-2-30】複勝率28.6%と健闘していた。逃げは内回りで【2-0-2-10】とこちらは案外な結果に。開催間もないからといって、安直に逃げを狙わない方がいいようだ。

☆その他
ヴィクトワールピサ産駒が【1-2-0-3】単回収率658%、複回収率308%と妙味があった。芝の通算成績を見ると、単勝オッズ20.0~49.9倍でも【27-35-40-587】勝率3.9%、複勝率14.8%と人気薄でも健闘する傾向にある。また、騎手からは鮫島克駿騎手をピックアップ。成績は【2-0-3-15】とやや物足りない。芝の通算成績を見ても、阪神は【31-35-42-482】勝率5.3%、複勝率18.3%と他場に比べて低調で、データ的には買いづらい。


昨年同時期の阪神ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
8枠【8-5-7-39】を中心に外枠が有利。内枠は全体的に低調で、特に3枠は【1-4-5-34】、単回収率はわずか6%と非常に狙いづらかった。

☆位置取り
逃げ【6-2-4-20】複勝率37.5%、先行【16-11-10-74】同33.3%も悪くはないが、差しが【8-16-13-102】同26.6%とダートのわりに好成績だった。ただし、追込となると【1-2-2-102】同4.7%で厳しい戦いを強いられた。

☆その他
パイロやシニスターミニスターといった、エーピーインディ系が【7-1-2-31】で31戦して7勝を挙げた。ダートの通算成績を見ると、シニスターミニスター産駒は阪神【77-58-54-470】勝率11.7%と高め。勝ち鞍も阪神が最も多い。一方、パイロ産駒のダート通算成績では、東京【61-57-65-636】、阪神【55-61-68-532】の2場で勝ち鞍が多い。直線が長い方が向くのかもしれない。

【傾向まとめ】
・芝:内回りは中枠、外回りは内枠有利。脚質は差し有利、逃げ劣勢。鮫島克駿騎手は阪神で割引。
・ダート:外枠有利、差し健闘。エーピーインディ系(シニスターミニスター産駒、パイロ産駒)は阪神得意。

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