【中央競馬】小倉競馬場、先週8月12,13日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
ⒸSPAIA
先週の小倉競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は札幌・新潟・小倉での3場開催。ここでは先週の小倉競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。
【芝】
☆枠番・馬番
枠で見ると、7枠【5-1-4-20】など外枠が有利。ただ、馬番で見ると1~9番【10-11-9-94】複勝率24.2%、10番~【4-3-5-59】同16.9%と、一桁馬番が優勢。ちなみに、芝14戦中8戦が1200m戦。この条件では1枠が【1-1-3-6】平均人気7.8に対して、平均着順が4.1と、人気以上に走る傾向が強かった。
☆脚質
逃げ【4-3-1-6】連対率50.0%、先行【4-8-7-28】同25.5%と前の馬が優勢。差しは【5-3-6-59】とまずまずだったが、追込は【0-0-0-58】と全滅。さすがに開幕週だけあって、前がとまらず、後ろすぎるとどうしようもなかったようだ。
☆直線のトラックバイアス
開幕週だけあって、芝はどこも良好。ただ、コーナリングや芝の張替えの影響から、内の方がより良かった。逃げなど前が有利になっていた一因だろう。
☆その他
ジャスタウェイなどのハーツクライ系種牡馬の産駒が【2-3-2-5】と活躍。ジャスタウェイ産駒の芝の通算成績を見ると、8月は【25-25-20-170】勝率10.4%、連対率20.8%と高め。暑い時期に強いのかもしれない。また、九州出身の川田将雅騎手が7戦5勝と大暴れ。土曜12Rのアンフィニドールのイン突きや、小倉記念のエヒトの位置取りなど、素晴らしい騎乗が多かった。
【ダート】
☆枠順
2枠【4-0-1-9】が頭一つ抜けていい。ほかの枠は概ね横並びだが、8枠は【0-1-0-15】複勝回収率はわずか8%と全然だった。外すぎると厳しかったようだ。
☆位置取り
先行馬【4-5-4-14】複勝率48.1%と、前が有利。4角位置で見ても、4番手以内【6-6-4-21】に対し、7番手以下は【0-2-2-65】で、勝ち馬すらいなくなる。直線を向いた時にある程度の位置を取らなければ勝負にならなかった。
☆直線のトラックバイアス
内に進路を取った馬がそのまま押し切る場面が多かった。芝と同じく、インをうまく使えていた馬が好走していた印象だ。
☆その他
ルーラーシップ産駒が【1-0-2-4】とまずまずの成績。3着の2頭は15番人気以下の大穴馬だった。馬券に入った3頭はいずれも前走4角10番手以下と位置取りに苦しんでいたが、同産駒のダート通算成績を見ると、前走差しの馬は【87-85-109-863】複勝率24.6%。前走先行【84-67-77-550】同29.3%と比べても引けを取らない。前走後ろから運んでいた同産駒の信頼度は高いと覚えておきたい。
【傾向まとめ】
・芝:内目、前有利。ジャスタウェイ産駒、川田将雅騎手が活躍。
・ダート:8枠は割引。前有利。ルーラーシップ産駒が健闘。
おすすめ記事