【中央競馬】新潟競馬場、先週8月12,13日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の新潟競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は札幌・新潟・小倉での3場開催。ここでは先週の新潟競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。なお、新潟競馬場では特殊な条件になる芝1000m戦を除いて紹介する。
【芝】
☆枠順
芝全体の枠別成績では、1枠が【3-3-1-11】と好成績。ただ、内回りと外回りで傾向は異なり、内回りは中枠有利、外回りは内枠有利となっている。先ほどの1枠でも、外回りは【3-3-0-3】、内回り【0-0-1-8】と好走率に大きな差があった。一方、7枠は内・外回り合わせて【1-1-1-25】とやや不調だった。
☆脚質
馬券に絡んだ数でいえば、逃げが【1-3-2-6】で優勢。追込は【2-0-2-48】と好走率はさほど高くなかった。先行4勝、差し5勝と、勝ち星が多かったのは中団付近の馬だが、なかでも内回りの差しは5戦して【3-3-1-33】と健闘していた。極端に後ろでなければ勝負になったようだ。
☆直線のトラックバイアス
内~外までどこからでも伸びていた。どちらかといえば道中、内で脚をためていた馬が、そのまま内から抜け出してくるパターンが多かったが、外を回しても馬券に絡む馬もいた。
☆その他
戸崎圭太騎手が【4-0-3-4】と活躍。新潟芝の通算成績は【100-77-59-368】勝率16.6%、複勝率39.1%と、福島芝【83-51-55-285】勝率17.5%、複勝率39.9%に次いで良い。ちなみにダートでも同様で、この2場が好成績。ローカルでは新潟や福島を中心に騎乗しており、東京や中山より好走率が高いことは覚えておきたい。
【ダート】
☆枠順
セオリー通り、5枠【3-1-1-13】など外目の枠が優勢。一方、内枠は2枠【0-0-2-16】、3枠【1-0-1-16】など押され気味だった。
☆位置取り
4角6番手以内【7-9-8-35】、同7番手以下【2-0-1-73】と、明らかに前有利。同10番手以下になると【0-0-0-46】と馬券に絡む馬すらいなくなっており、やはりコーナーが急な新潟ダートらしく、ある程度前にいることが好走条件だったようだ。
☆直線のトラックバイアス
やや内伸び。多くの場合は内を立ち回った馬がそのまま勝ち切っていた。ただ、外もノーチャンスではなく、上がりの速い馬は何頭か進出していた。
☆その他
リアルスティール産駒が【2-0-1-1】と健闘。案外ダートもこなせる産駒も多いようで、芝【35-33-29-221】勝率11.0%、複勝率30.5%に対し、ダート【17-17-21-115】勝率10.0%、複勝率32.4%とほとんど差がない。現状、新馬戦からダートを使った産駒はたったの4頭と少ない辺り、やはりイメージにないのだろう。今後は注目してみても面白い。
【傾向まとめ】
・芝:内回りは中枠、外回りは内枠有利。戸崎騎手は新潟と福島芝が狙い目。
・ダート:外目の枠、前有利。ダートのリアルスティール産駒は案外いける。
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