【中央競馬】札幌競馬場、先週8月12,13日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
ⒸSPAIA
先週の札幌競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は札幌・新潟・小倉での3場開催。ここでは先週の札幌競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。
【芝】
☆馬番
1番枠が【4-2-1-7】連対率42.9%、単回収率177%と妙味込みで際立っており、ここを中心に内有利。13~16番は【0-2-1-14】と勝ち星なし、複勝回収率も39%で避けるのがベターだった。内馬場の傷みは目立つが、コース形態のアドバンテージが勝ったようだ。
☆位置取り
4角2番手以内が全14戦中8勝を挙げており、4角で前方にいることが重要だった。ただ、マクリが【2-1-0-0】と有効なように、道中の位置取りではなく、コーナーで進出していけるかどうかの見極めが大事。なお、4角7番手以下は【0-6-2-56】で勝ち星なし。後ろから進みそうな馬は、頭で買わないのが無難だった。
☆直線のトラックバイアス
内から3~4頭目くらいがよく伸びていた。好走傾向にあった4角前方の馬がこの進路をよく取っていた。また、見た目の傷みに反して内は悪くないようで、先行勢が大きく外に持ち出すような場面は見られなかった。今週のCコース替わりで傷んだ箇所はカバーされそうだ。
☆その他
7月29、30日の札幌の傾向でも取り上げたが、ハーツクライ系が再び活躍。札幌記念にはダノンベルーガ、ヒシイグアスなど有力なハーツクライ産駒が出走予定なので見逃せない。また、同系のスワーヴリチャードの初年度産駒は、函館と札幌の芝通算成績で【4-3-0-0】と、洋芝適性を感じさせる出だしを切っている。頭に入れておきたい。
【ダート】
☆枠順
8枠【3-5-2-10】複勝率50.0%と圧巻の成績。7~8枠で全10戦中6勝を挙げており外枠有利の傾向が強い。内枠は2枠【0-0-0-10】など散々な結果で、中めの4枠も【0-0-1-15】と厳しかった。5枠から外で考えるのが正解か。
☆脚質
先行が【5-7-9-17】で半数のレースを勝利。複勝率も55.3%と安定しており先行優勢だった。しかし、逃げは【2-0-0-9】で2勝止まりであることや、上がり1位が【5-4-0-2】と圧倒的な成績なことからも、好位から末脚を伸ばすような先行タイプがよかったようだ。追込は【0-0-0-35】と、直線が短いコースではさすがに厳しい結果だった。
☆直線のトラックバイアス
揉まれない外枠が圧倒的によかったこともあり、4角で進出して中~外めを通る馬が伸びているように見えた。しかし、内が伸びないわけではなく直線のトラックバイアス自体はフラットと見る。
☆その他
武豊騎手が【3-0-0-1】と人気馬中心ではあるがきっちり勝ち切っている。同騎手は今年の札幌ダート成績【6-1-0-5】と尋常ではない勝負強さを発揮しており、単回収率は504%を記録。また、札幌リーディングは現在10勝で2位。1位の横山武史騎手とは4勝差だ。色気はありそうで残り2週、芝も含めて狙い続けるのも面白い。
【傾向まとめ】
・芝:内有利、4角位置前方は必須。種牡馬の狙い目はハーツクライ系。
・ダート:外枠、先行有利。今年の札幌ダートで勝率50%の武豊騎手がアツい。
おすすめ記事