【中央競馬】新潟競馬場、先週8月5,6日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の新潟競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は札幌・新潟・小倉での3場開催。ここでは先週の新潟競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。なお、新潟競馬場では特殊な条件になる芝1000m戦を除いて紹介する。
【芝】
☆枠順
内・外回り共通して、中枠が優勢。4枠【2-2-1-18】、5枠【5-4-1-14】などが好成績だった。一方、外すぎると劣勢だったようで、8枠【1-3-2-25】単勝回収率はわずか6%。単勝1.9倍のコラソンビートしか勝っていない。
☆脚質
内、外回りどちらも、差しが健闘。合計して【5-5-4-53】という成績で、複勝率は20%を超えていた。先行は【7-7-7-36】複勝率36.8%とこちらもいいが、逃げは【0-2-2-10】同28.6%、追込は【2-0-1-52】同5.5%と苦戦していた。また、1~4枠の追込馬は【0-0-0-24】。内に入ったら消しでよさそうだ。
☆直線のトラックバイアス
内中外、どこからでも伸びており、馬場の偏りは見られない。好走する馬は、ペースと位置取りで決まっていた印象だ。馬場はきれいで時計も速い。
☆その他
ハーツクライ系の種牡馬が【3-1-2-2】連対率50.0%、複勝率75.0%と大活躍。新馬戦のファーヴェントなど、2歳馬が【2-1-2-1】ととにかくよかった。ほかでは、川田将雅騎手が【4-1-1-0】複勝率100%、上がり最速【8-4-1-6】など、際立つデータが多かった。
【ダート】
☆枠順
1枠【2-1-0-6】など、内枠が有利。1~4枠の成績は【6-5-4-46】複勝率24.6%に対し、5~8枠は【3-4-5-60】同16.7%。内外で好走率に差が出ていた。外枠のなかでも8枠は【0-0-3-15】で、連対馬すら出ていなかった。
☆位置取り
4角3番手以内【7-2-6-14】複勝率51.7%と前が有利。同4番手以下では【2-7-3-92】同11.5%、同5番手以下になると、【0-4-2-85】複勝率6.6%で、勝ち馬すらいなくなる。位置を取れなければ勝つのは難しかった。
☆直線のトラックバイアス
前が有利だった分、内に進路をとって、最短距離を進んだ馬がよく好走した。外からはほとんど届かず、1勝クラス以上ではほぼ内に進路を取った馬が上位独占。そういう意味では、土曜の3勝クラスで4角13番手から外に出して追い込んできたバハルダールは、次走注目と言える。
☆その他
ドレフォンなどのストームバード系種牡馬産駒が【4-1-0-9】と好調。特に4角4番手以内は【4-1-0-3】と前に行ける馬がとにかく強かった
。ドレフォンのダート通算成績を見ると全140勝のうち、八割の116頭が4角4番手以内から勝っている(着度数は【116-69-56-222】)。前で運んでそのまま押し切るタイプが多いのだろう。今後も先行のドレフォン産駒を狙っていきたい。
【傾向まとめ】
・芝:内・外回り共通で、中枠、差し優勢。今年の父ハーツクライ系の2歳馬は期待大。
・ダート:内枠、前有利。先行のドレフォンが強い。
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