【中央競馬】新潟競馬場、先週7月29,30日のレース傾向まとめ 

SPAIA編集部

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先週の新潟競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は新潟・札幌での2場開催。ここでは先週の新潟競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。なお、新潟競馬場では特殊な条件になる芝1000m戦を除いて紹介する。

先週の新潟芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
圧倒的に外枠有利。特に芝の直線競馬を除く12戦で、7枠は【8-1-2-13】と半分以上の勝ち星を掴み、8枠は【2-4-2-19】と好成績だった。8枠に関しては外回りの方が好走傾向にあったが、7枠は内回り4勝、外回り4勝と凄まじかった。一方、3~5枠は内・外回り合わせて【0-0-3-54】と散々。なかでも3枠は【0-0-0-18】、5枠は【0-0-0-20】と馬券絡みがなかった。

☆脚質
先行が【7-3-4-27】と前が好調。内回りで【3-1-2-8】、外回り【4-2-2-19】とどちらでも活躍した。内回りでは後方脚質の成績が芳しくなかったが、外回りでは差し【4-3-5-28】と先行にも負けない数字を残した。なお、追込は合計で【0-3-1-45】。さすがに開幕週では分が悪かった。

☆直線のトラックバイアス
芝の状態はどこでも良好で、特に偏りはなかった。外回りは直線での瞬発力戦が多く、スムーズに運べた馬が上位を独占していた。内回りはペースによって展開が変わっていた印象だ。

☆その他
ダノンバラード産駒が【2-0-1-1】。同産駒は中央よりローカル開催(札幌、函館、新潟、福島、中京、小倉)で活躍するタイプで、中央【9-13-17-177】勝率4.2%、複勝率18.1%、単回収率48%に対し、ローカル【21-25-22-200】勝率7.8%、複勝率25.4%、単回収率109%と大きな差がある。また、ローカル開催が多いからか、暑さに強いのか、夏競馬での活躍が顕著。7~9月【18-15-13-97】勝率12.6%、複勝率32.2%と今が買い時だ。


先週の新潟ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆馬番
9戦して、1~4番が【4-2-3-27】複勝率25.0%で、13~15番【2-3-2-14】同33.3%と極端な馬番がよかった。好走した馬は多くが逃げ・先行しており、前に行きやすい馬番というのがよかったのかもしれない。一方、中めの5~9番は【1-3-3-36】同16.3%と微妙だった。

☆位置取り
ダート戦らしく前が有利。4角4番手以内は【9-6-3-23】で勝ち馬は全てここから出ており、勝つには位置が重要だった。同6番手以下は【0-3-3-69】、同9番手以下になると【0-0-2-47】で連対馬すらいなくなる。

☆直線のトラックバイアス
外は前有利の分、届く気配がなかった。逃げ・先行馬がコーナリングから内~中に進路を取り、そのまま押し切るパターンが目立った。

☆その他
坂井瑠星騎手が【3-0-0-2】。通算成績を見ると、ダート戦では左回りの方がよく、具体的には右回り【112-105-127-1120】勝率7.7%、複勝率23.5%、左回り【62-69-59-433】勝率10.0%、複勝率30.5%となっている。また、新潟では単回収率が130%で黒字域だ。

【傾向まとめ】
・芝:外枠、先行有利。外回りなら差しも有効。夏場のダノンバラード産駒は買い。
・ダート:極端な馬番、前有利。左回りダートの坂井瑠星騎手は好成績。

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