【中央競馬】札幌競馬場、先週7月29,30日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の札幌競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は新潟・札幌での2場開催。ここでは先週の札幌競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
2枠【2-2-3-11】複勝率38.9%と好成績で単回収率134%、複回収率106%とともに黒字域。反対に8枠は【2-2-0-23】複勝率14.8%、この中で14~16番は【0-1-0-12】と大外不利傾向だった。ゲートから初角までが近いコースの影響も大きいと思われる。
☆脚質
逃げ【2-1-2-9】と安定。着外9頭のうち5頭は掲示板内を確保しており、前有利と言ってよさそうだ。差しも【3-2-6-57】複勝率16.2%と見限れないが、各騎手が前を意識しての展開はまりによるところが大きく、あてにはし辛い。追込は【0-2-0-48】といいところがなかった。
☆直線のトラックバイアス
2週目で馬場がまだ綺麗なこともありフラットな傾向。そのため、ハイペース等の要因がない限りは内を立ち回った馬でほぼほぼ決まっていた。
☆その他
芝14戦のうち10勝をハーツクライ系【3-0-1-11】、ディープインパクト系【4-1-3-26】らサンデーサイレンスの血を受け継いだ馬たちが占めていた。2000m戦で1:59秒台前半が出る高速馬場の影響はまだ続きそうだ。
【ダート】
☆枠順
6枠は【1-6-1-12】と勝ち切れなかったが複勝率40.0%。4枠から外は概ね良好で、1~3枠の内枠不利が目に付いた。3枠は【0-0-2-13】と連対なし。勝負所で動きにくいのが厳しかったか。
☆位置取り
4角1番手が【4-1-0-5】と圧倒的前有利で、単回収率285%と妙味もあった。逃げは【1-1-0-8】と平凡なので、脚質というよりは勝負所で動ける馬や騎手に注目したい。一方、4角7番手以下は【0-2-3-56】と勝ち馬が1頭も出ておらず厳しかった。
☆直線のトラックバイアス
4角で押し上げてきた馬が内目に進路を取りそのまま押し切っていた。ただ、馬場の中目も同程度には伸びておりフラットな状態。展開次第ではといったところ。
☆その他
前走場所が函館の馬が【9-6-8-42】で単回収率は132%と黒字域。今週はGⅢ・エルムSが開催される。函館組の注目馬も多く、馬券の参考にしたい。
【傾向まとめ】
・芝:大外不利、前有利。引き続き高速馬場でハーツクライ系種牡馬などが好成績。
・ダート:内枠不利、前有利。前走函館の滞在競馬組が狙い目。
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