【中央競馬】札幌競馬場、先週7月22,23日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の札幌競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は新潟・札幌での2場開催。ここでは先週の札幌競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
内枠、外枠どちらも好成績。2枠【2-2-1-14】複勝率26.3%、8枠【3-2-2-18】同28.0%など、多くの枠が複勝率20%オーバーをマークした。ただ、4枠は【0-2-0-20】同9.1%と振るわなかった。中枠不利の傾向だ。
☆位置取り
14戦して、4角5番手以内【10-10-12-43】複勝率42.7%と前有利。特に外枠の馬がスタートから押して前にいくケースが多く、それが枠別成績にも反映されていた。4角10番手以下まで後方になると【1-2-0-41】。全くのノーチャンスではないが、苦戦していた。
☆直線のトラックバイアス
開幕週だけあってどこからでも伸びた。その分、距離ロスのない内に進路を取った馬が押し切るパターンが頻発。時計も速めの決着が多く、日曜メインではレコードタイムが出るほどの高速馬場だった。追込が決まるのはペースが速い場合か、道中インで溜めて外に出した場合のどちらかだった。
☆その他
ハービンジャー産駒などのダンチヒ系が【2-3-0-5】と活躍。「ハービンジャー産駒は洋芝巧者」は広く知れ渡っており、通算成績を見ても函館【47-38-36-299】勝率は11.2%でトップ、札幌【44-32-46-340】勝率9.5%でこれが2位となっている。力を要する馬場にダンチヒの血はぴったりなのであろう。今後の札幌開催でも注目の血統だ。
【ダート】
☆枠順
10戦して、7枠【3-2-1-13】、8枠【2-2-2-13】と明らかに外枠がいい。一方で、内は2枠【0-0-0-10】、1枠【1-0-1-8】と散々だった。土日通して、外からまくって押し切る馬が多数いたのが影響したようだ。
☆脚質
まくり【3-0-1-0】。向正面で位置を上げて、4角付近で先頭に立ち、そのまま押し切るパターンが目立った。差し【0-1-4-32】、追込【0-0-1-36】と後方勢は散々だったように、4角で前にいないと勝ち負けにならなかったこと、道中でペースが落ち着くレースが多かったことが、まくりがハマった要因として挙げられる。
☆直線のトラックバイアス
内側が有利。逃げ・先行馬か、まくってきた馬が先団につけ、直線で内に進路をとって勝ち切るパターンが多かった。また、勝ち時計は標準レベルだった。
☆その他
C.ルメール騎手が【2-1-0-0】。日曜2Rの好位をキープし続ける騎乗は唸らされた。ダートの通算成績を見ると、札幌では【57-33-22-107】勝率26.0%、複勝率51.1%と抜群。特に逃げ【14-5-2-5】勝率53.8%、複勝率80.8%と凄まじい。ハナを切りそうな馬に騎乗した際には要チェックだ。
【傾向まとめ】
・芝:中枠不利、前有利。速い時計が出る馬場。
・ダート:外枠、4角で前の馬有利。C.ルメール騎手×札幌ダートの逃げが抜群。
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