【中央競馬】函館競馬場、先週7月8,9日のレース傾向まとめ 

SPAIA編集部

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先週の函館競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は福島・中京・函館での3場開催。ここでは先週の函館競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。

先週の函館芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
開催が進み、馬場の傷みも見え始めた函館芝。1~4枠【2-5-7-50】勝率3.1%、5~8枠【12-9-7-66】同12.8%と外の方が成績がいい。なかでも6枠【4-3-4-12】複勝率47.8%と非常に高い数字を出していた。一方、内は4枠【0-0-1-17】など、苦戦傾向。2枠【0-4-2-9】以外は芳しくなかった。

☆脚質
逃げ【1-7-1-6】は勝ち切れないものの2着7回で連対率53.3%と好成績だ。勝ちが多かったのは先行【9-3-5-35】勝率17.3%、複勝率32.7%で、やはり前有利の傾向だ。差しは【3-1-8-33】複勝率26.7%で、ここまでは馬券に絡んだが、追込【0-3-0-42】まで後ろになると厳しかった。

☆直線のトラックバイアス
内ラチから3、4頭空けたところから伸びる馬が多かった。外からでも馬券に入る馬もいて、中から外が有利な馬場にシフトしてきたようだ。今週は2重賞開催されるが、外にも目を向けたい。

☆その他
種牡馬や騎手で目につくデータはなかったが、母父キングズベストが3戦全勝。通算成績を見ると、該当馬はダート【10-13-9-219】に対し、芝【28-44-32-302】と明らかに芝の方がいい。特に函館芝では【4-3-1-9】単回収率162%と高水準だ。ちなみに洋芝がいいかというと全くそんなことはなく、札幌芝は【0-0-0-10】と全滅していた。

先週の函館ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
ほとんどの枠から好走馬が出ており、人気馬がほとんど入らなかった5枠【0-1-1-14】以外はほとんど横並び。強いて良枠を挙げるなら6枠【3-2-1-13】や4枠【3-0-0-8】で、複数の勝ち馬が出ていた。

☆位置取り
明らかに前有利。10戦して、4角4番手以内は【9-8-8-25】と馬券に絡んだ馬のほとんどはここから出ていた。一方、同5番手以下は【1-2-2-61】と絶不調だった。

☆直線のトラックバイアス
逃げ、先行馬が内に進路を取って勝ち切るパターンが目立った。差し馬が台頭するのは、外に進路を取った場合だった。それでも前が止まらず勝ち切るのは難しかった。

☆その他
古川奈穂騎手が【2-2-0-1】。通算成績を見ると、意外にもダートが得意の傾向だ。芝【7-10-9-136】勝率4.3%、複勝率16.0%に対し、ダート【23-31-12-250】勝率7.3%、複勝率20.9%。特に逃げの手に出ると【10-2-1-17】と勝率が高い。前走差し競馬をした馬でも逃げているため、テンの速い馬、スタートがいい馬、過去に逃げたことのある馬なら狙ってもよさそうだ。

【傾向まとめ】
・芝:外枠、前有利。母父キングズベストは函館芝で買い。
・ダート:枠の有利不利なし、前有利。古川奈穂騎手×ダートの逃げに注意。

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