【中央競馬】福島競馬場、先週7月8,9日のレース傾向まとめ

SPAIA編集部

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先週の福島競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は福島・中京・函館での3場開催。ここでは先週の福島競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。

先週の福島芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
1、2枠は1頭ずつ勝ち馬を出すだけで、内枠はやや不利だった。最も多くの勝ち馬を出していたのは4枠【5-1-3-14】で、ここから外が概ね好成績。ただし、6枠だけは【0-1-1-24】と数字を落としていた。序盤から挟まれ、位置取りを悪くしたのが原因か。

☆位置取り
先々週に引き続き、前有利。15戦して、4角3番手以内が【13-7-5-32】と勝ち馬のほとんどがここから出ていた。同7番手以下【1-5-0-87】では2着は出るものの、馬券に絡む馬は少なかった。

☆直線のトラックバイアス
内で残せないこともないが、伸びていたのは内ラチから5、6頭空けた辺り。コーナーから押し上げて、中~外に出して押し切る馬も多かった。開催が進んだ影響で、外にも利が出始めているようだ。今週からはBコース替わり。おそらく最内は伸びないと思われるが、内から2~3頭目付近はまだ使えるのではないだろうか。

☆その他
戸崎圭太騎手がダートも合わせて計4勝と活躍。芝では【3-2-0-4】連対率50%超えだった。同騎手の芝成績を見ると、福島は勝率17.0%、複勝率39.4%と、全場で最も高い。なかでも4~8枠は勝率が高い。内より外枠で狙いたい。


先週の福島ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
目に見えて外枠有利。1~4枠【2-3-0-50】に対し、5~8枠【6-5-8-45】と差は歴然だ。外で一番いいのは6枠【3-1-2-10】で、反対に悪いのは3枠【0-0-0-15】。ダートのセオリー通りの傾向といっていい。

☆脚質
先々週に引き続き、前が止まらない傾向。先行【5-4-5-12】複勝率53.8%で、逃げ【1-3-0-4】と互角以上に渡り合った。一方差し【1-1-2-41】、追込【1-0-1-38】とまるでいいところがなかった。

☆直線のトラックバイアス
内から4頭空けた辺りが伸びていた。先行して伸びるところを通って押し切る場面が多かった。後ろから追い込んだ馬も、馬群を捌いてこの位置を通っていた。また、外すぎるとロスが大きく届かなかった。

☆その他
シニスターミニスターやパイロ産駒といった、エーピーインディ系の種牡馬の産駒が【1-1-5-5】と奮闘。シニスターミニスター産駒はダート戦ならベタ買いをしていてもプラスになる。ただ、馬場状態が良・稍重なら単回収率100%を超えているが、重・不良ではともに70%台に落ちることは頭に入れておきたい。

【傾向まとめ】
・芝:内枠やや不利、前有利。内ラチより、中が伸びる。戸崎騎手×福島芝の中~外枠は狙い目。
・ダート:外前有利。シニスターミニスターやパイロ産駒などのエーピーインディ系に注目。

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