【中央競馬】函館競馬場、先週7月1,2日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の函館競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は福島・中京・函館での3場開催。ここでは先週の函館競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
稍重馬場からスタートした函館芝。枠別成績では1枠が【2-3-2-10】複勝率41.2%と好走率が高かった。ただし内枠がよかったというわけではなく、2枠【2-0-1-14】同17.6%と3枠【1-2-0-16】同15.8%は複勝率20%を下回っていたが、4枠以降が同25%前後で並んでいた。1枠と外枠各馬に挟まれて位置を下げるケースが多かったようだ。2、3枠やや劣勢といったところか。
☆脚質
先行【6-8-9-28】と好調。差しも【4-4-3-39】と奮闘しており、中団からでも勝負になっていた。一方、先週に引き続き追込は【0-1-0-41】と散々。極端に後ろでは届かない。
☆直線のトラックバイアス
先週は展開によって通る場所は異なり、内中外どこからでも伸びていたところからフラットなバイアスと考える。外から届く馬が出てきている分、外伸びにシフトしそうだが、今週からBコース替わり。馬場を注視したい。
☆その他
佐々木大輔騎手が芝、ダートともに3勝ずつ挙げた。すでに昨年の9勝から3倍以上の33勝しており、活躍が目覚ましい。先週の勝ち鞍6のうち、5つは牝馬によるもの。通算成績を見ても牡馬・セン馬【9-11-17-216】勝率3.6%、複勝率14.6%に対し、牝馬【33-22-21-286】勝率9.1%、複勝率21.0%と大きな差がある。牝馬に乗っている時は注目だ。
【ダート】
☆枠順
よかったのは4枠【3-1-1-5】など中枠。1枠【0-1-1-8】、2枠【0-2-0-8】、8枠【1-0-2-13】はやや好走率が落ちていた。極端な枠は割引だったようだ。
☆位置取り
頭数が少ないこともあって、前が有利の傾向だった。具体的には4角4番手以内は【10-8-7-19】と半分以上が馬券に絡んでいた。同5番手以下は【0-2-3-54】と勝ち馬が1頭も出ていなかった。
☆直線のトラックバイアス
内ラチ沿いはあまり伸びていなかった。ラチから4頭目辺りから伸びていたようで、ここを通った馬や、その外から追いかける馬たちがよく馬券に絡んでいた。
☆その他
キズナ産駒【2-0-1-1】。芝でも【1-1-2-2】と活躍していた。通算成績では、芝・ダート、各馬場状態、いかなる場合でも、平均勝率10.6%、平均連対率19.1%、平均複勝率27.0%から誤差3%程度の成績に収まるという安定感を誇る。馬場状態を気にせず走るのは天気が不安定な時に重宝するだろう。ちなみに、牡馬・セン馬はダート、牝馬は芝の方が成績はいい。
【傾向まとめ】
・芝:2、3枠やや劣勢、先行有利。牝馬騎乗時の佐々木騎手に注目。
・ダート:極端な枠は割引、前有利。
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