【中央競馬】中京競馬場、先週7月1,2日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の中京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は福島・中京・函館での3場開催。ここでは先週の中京競馬場の傾向を、枠順、脚質、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
不良馬場からスタートした中京芝。日曜の午後には良馬場まで回復したが、土日で概ね傾向は変わっていない。枠順としては7枠が【6-3-1-12】と抜けてよかった。2、3着は1~3枠がよく絡んだ。反対に4枠【1-2-0-15】、5枠【0-1-2-16】は不調。中枠劣勢か。
☆脚質
13戦して逃げが【7-2-1-3】で驚異の勝率50%オーバー。逃げしか勝たん状態だった。ただ、前が圧倒的によかったかというとそうでもなく、先行【4-3-6-35】複勝率27.1%に対し、差し【2-6-4-32】同27.3%とほぼ互角。やや後ろからでも先行馬と対等に渡り合えていた。ただし追込は【0-2-2-42】と凹んでいた。
☆直線のトラックバイアス
逃げ馬が内に進路をとってそのまま伸びるパターンが多かった。逃げ馬の後ろにつけていた馬も内から少し外に出して入着していた。どこからでも伸びていたが、内外どちらがいいかというと、内の方がよかった。。
☆その他
キタサンブラック産駒が【2-1-0-0】と3戦3連対。芝の通算成績を見ると、東京22勝についで、中京は16勝で単回収率139%と黒字域。ちなみに左回りがいいのかというとそうでもなく、新潟は【3-1-4-41】連対率8.2%と全場でワーストだ。代表産駒のイクイノックスは新潟デビューで勝利しているところを見ると、産駒によって得意場所が大きく変わるのかもしれない。
【ダート】
☆枠順
8枠は【2-2-0-14】で、単回収率も300%オーバーと妙味はあったのだが、12番人気の激走で数字を上げていた。ほかはほとんど横並び。4枠【0-1-2-15】でやや不調だったが、枠の有利不利はあまりなかったと言っていいだろう。
☆脚質
勝利数だけで言うと、全脚質がほとんど互角。セオリーでは不利なはずの追込も【3-1-0-46】と奮闘していた。馬券に絡んだ、という意味では逃げ【2-1-4-6】で、複勝率は50%を超えていた。
☆直線のトラックバイアス
内中外どこからでも伸びていた。脚質や枠順で有利不利はなく、ペースや展開によって結果が変わっていた印象だ。
☆その他
好走する血統、凡退する血統がはっきり分かれていた。マジェスティックウォリアーやパイロなどのエーピーインディ系種牡馬の産駒が【5-0-0-11】で、勝つか負けるか、といった調子。一方、ダートで活躍傾向のあるミスタープロスペクター系(ドゥラメンテやルーラーシップ)は【1-2-1-31】と絶不調だった。
【傾向まとめ】
・芝:中枠劣勢、逃げ圧倒的。キタサンブラック産駒が3戦3連対。
・ダート:枠や脚質の有利不利なし。好走する血統、凡走する血統がはっきりと分かれた。
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