【中央競馬】函館競馬場、先週6月10,11日のレース傾向まとめ

SPAIA編集部

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先週の函館競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は東京・阪神・函館での3場開催。ここでは先週の函館競馬場の傾向を、枠順、脚質、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。

先週の函館芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
6枠【3-2-4-17】をはじめ、外めの枠から好走馬が続出。3~4角で外から捲る馬や、外の前めにつけての好走が目立った。捲りの影響か、内めの枠が不振。特に3枠は【0-0-0-21】と全滅だった。

☆脚質
直線が短いだけあって、14戦で先行馬が【8-6-10-32】と馬券に絡んでいた馬の半分以上が前で競馬していた。逃げも3勝を挙げているが、外の前めにつけた馬たちの勢いに押されていた印象だ。

☆直線のトラックバイアス
内から2~3頭空けた辺りが伸びていた。コーナーからスムーズに伸びる位置に出した馬がそのまま押し切っていた。あまりに外すぎると直線が短いこともあって届かない。

☆その他
ミスタープロスペクターの血を引く馬たちが活躍。ロードカナロア産駒【3-2-0-8】、ルーラーシップ産駒【1-1-0-4】などが勝ち星を挙げた。特にロードカナロア産駒は函館スプリントS勝ちのキミワクイーンなど、1200m戦で【2-2-0-3】。通算成績を見ても、同距離【23-24-13-114】勝率13.2%、複勝率34.5%と非常に安定している。ちなみに、同じミスタープロスペクター系でもエイシンフラッシュ産駒は5頭が走って全て着外。通算成績を見ても函館は全場の中でワーストの勝率、複勝率を記録している。


先週の函館ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
人気薄の好走も多い外枠にやや分があった。6枠は【3-3-2-12】勝率15.0%、複勝率40.0%、単回収率119%で、好走率、回収率がともに高かった。内枠も決して悪くなく、1枠2勝、2・3枠が3連対ずつと好走。一方、4枠は人気馬が少なかったこともあって、【0-1-0-13】と厳しい成績だった。

☆位置取り
土日とも馬場が悪かったこともあり、前が有利。10戦して、4角位置3番手以内が【7-6-5-19】と馬券に絡んだ馬の過半数がここから出ている。4角7番手以下だと【2-0-0-58】と2頭の勝ち馬が出ただけ。位置取りが重要な馬場だった。

☆直線のトラックバイアス
基本は前めにつけた馬が内に進路を取ってそのまま残るケースが多かった。ただ、力のある馬が外を回して押し切るパターンもあり、外も伸びないことはなかった。やや内に分がある馬場というべきか。

☆その他
2年目の佐々木大輔騎手が【2-1-1-4】と好調。通算成績でも単勝回収率150%超えと、まさに今が買い時の騎手だ。以下は芝も含むデータとはなるが、単勝オッズ30.0~49.9倍では【5-1-6-43】複勝率21.8%と優秀で、特別戦では【4-1-2-34】単回収率921%と驚異の数字を記録。穴馬を好走させることが多く、穴党の強い味方となってくれる。妙味があるうちに狙いたい騎手だ。

【傾向まとめ】
・芝:外枠好走、先行有利。函館芝1200mのロードカナロア産駒は安定。
・ダート:前有利、穴、佐々木大輔騎手に注目。

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