【中央競馬】阪神競馬場、先週6月10,11日のレース傾向まとめ

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先週の阪神競馬場の傾向は？

今週末の中央競馬は東京・阪神・函館での3場開催。ここでは先週の阪神競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。

【芝】
☆枠順
内枠優勢。2枠は【5-0-4-9】と絶好調で、稍重馬場で開催された日曜日に4勝を挙げていた。外枠は振るわず、7枠【0-2-0-21】、8枠【1-1-1-20】など、複勝率10.0%前後に留まっていた。

☆脚質
逃げ【3-2-1-5】、先行【5-4-7-26】と前有利。日曜日は逃げが3勝と固め打ちしていた。一方、追込は【0-0-1-46】とほとんどチャンスがなかった。

☆直線のトラックバイアス
外の方が伸びる馬場だった。外回りコースでは内から7頭ほど空けた位置が伸びており、内を空ける馬も多かった。ただ、内回りコースでは外を回しているとロスが大きく、内を通った馬が好走していた。

☆その他
目立った結果を出した種牡馬はいなかったが、母父馬としてディープインパクトが【3-1-0-4】と活躍。なかでも外回りでは【2-1-0-1】と好成績だった。父ディープインパクトが阪神外回りで優秀な成績をおさめていることは有名だが、今後は母父でも注目が必要かもしれない。今週も何頭か出走を予定しており、期待したい。

【ダート】
☆枠順
6枠【3-2-1-18】、8枠【3-1-4-16】など外枠が優勢だった。劣勢だったのは4枠【0-0-2-19】だが、上位人気馬も少なかったので、参考外でもよさそうだ。

☆位置取り
全体的に前有利。4角4番手以内は12戦で【10-9-4-38】と連対馬のほとんどはここから出ていた。一方、4角11番手以下になると、【0-1-1-44】と勝ち馬がいなかった。土日ともに稍重、重馬場で開催され、前が止まらなかったのが原因か。

☆直線のトラックバイアス
内よりは真ん中が伸びる馬場。外すぎると届かなかった。インで脚を溜めて外に出し、そのまま真っすぐ走った馬がよく勝ち切っていた。

☆その他
A.P. Indyの血を引く、パイロやマジェスティックウォリアーの産駒たちが活躍。なかでもシニスターミニスター産駒は【2-1-1-5】とよく馬券に絡んでいた。同産駒のダート通算成績を見ると、条件を絞らなくても単回収率が117%ある。特に狙うべき条件は、京都や札幌（いずれも単回収率160%超え）、稍重馬場（単回収率142%）のようだ。

【傾向まとめ】
・芝：内枠、前有利。馬場は外伸び。母父ディープインパクトが活躍。
・ダート：外枠、前有利。シニスターミニスター産駒は買い。