【中央競馬】東京競馬場、先週5月27,28日のレース傾向まとめ 

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先週の東京競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は東京・阪神での2場開催。ここでは先週の東京競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。

先週の東京芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
1~4枠【2-6-2-60】複勝率14.3%に対し、5~8枠【9-5-9-69】同25.0%と外枠が有利。6枠【2-2-2-15】など、5~8枠は全て複数勝ち鞍があった。反対に2枠は【0-0-0-17】。人気薄の馬が多かったのもあるが、1枠も3番人気以下は全て着外に敗れていたことを考えると内枠は割引だった。

☆位置取り
4角位置5~11番手が【6-8-8-57】と好走馬多数で、中団・差しが活躍していた。一方、12番手以下の追い込み馬は【0-0-0-33】と全滅しており、逃げ馬も1勝止まりだった。

☆直線のトラックバイアス
先週からCコース替わり。馬場は概ねフラットな状況で、大きなバイアスはなかった。内ラチ付近は悪くないが、その2頭分外の方が伸びていた印象。大外はロスが大きく届かなかった。

☆その他
モーリス産駒が【2-1-0-3】。同産駒は東京芝や阪神外回りなど、大箱で直線が長いコースと相性がいいようで、どちらも通算で複勝率30.0%オーバー。ちなみに6月東京芝では【7-5-1-18】複勝率41.9%もある。これからが狙い時かもしれない。


先週の東京ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
成績だけなら1枠【1-0-0-23】で内枠不利にも見えるが、5番人気以下の馬しかいなかったため参考外でいいだろう。ほかはどの枠からでも勝負になっていたことから、内外の有利不利はなかったと見る。強いて良枠を挙げるなら、5枠【3-0-2-19】で、穴馬の激走もあった。

☆位置取り
土曜日は逃げ【1-3-1-1】、日曜日は先行【4-2-3-11】と前が有利。土日通して、初角2番手は【6-5-1-16】勝率21.4%、複勝率42.9%で、初角9番手以下は【0-1-4-85】で複勝率すらわずか5.6%。序盤から中盤までに勝負が決するパターンが多かった。

☆直線のトラックバイアス
概ねどこからでも伸びるが、前有利だった分、展開が向かない限り外からでは3着が精いっぱいだった。

☆その他
先週は馬格のある馬がよく穴を開けていた。具体的には馬体重500kg以上が【8-4-4-54】単回収率444%、複回収率220%に対し、同500kg未満が【4-8-8-102】単回収率20%、複回収率33%。妙味に大きな差があった。

【傾向まとめ】
・芝:外枠有利、差しが活躍。6月東京芝のモーリス産駒が優秀。
・ダート:枠の有利不利なし、前有利。

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