【中央競馬】阪神競馬場、昨年同時期のレース傾向まとめ

SPAIA編集部

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昨年同時期の阪神競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は東京・阪神での2場開催。ここでは昨年6月の阪神競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。なお、変則開催だったため、データは2023年6月の2週間分のみ(Bコース使用)となる。

先週の阪神芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
内回りは若干内枠有利の傾向だが、外回りは比較的内外で有利不利なし。全体では6枠【4-4-4-34】が単回収率193%と妙味があり、5枠は【2-2-0-37】と微妙な成績だった。他はそこまで偏りは見られなかった。

☆位置取り
24戦して、先行馬が16勝と前が有利。具体的には4角4番手以内が【19-14-13-68】複勝率40.4%と好走率が高かった。後方は4角7番手以下【0-2-10-157】同7.1%と、とにかく前が止まらず、後ろが届かない場面が多かった。

☆その他
モーリスやエピファネイアといった、「ロベルト系」種牡馬が活躍。全体では【6-5-1-31】だが、外回りに絞ると【5-2-0-9】連対率43.8%だった。特にエピファネイア産駒は通算の阪神内回りで【10-25-18-166】勝率4.6%、複勝率24.2%に対し、外回りは【31-29-24-193】勝率11.2%、複勝率30.3%と明らかに差がある。この開催でも覚えておいてよさそうだ。


先週の阪神ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
数字としては、5枠【4-3-2-33】がよく、2枠【0-3-4-34】が勝ち馬0ではあるが、人気馬の偏りもあり、一概に内が不利とも言えない。複勝率だけなら、全ての枠が16.0~22.0%の範囲に収まっており、やはり枠の有利不利はあまりない、と考えるべきだろう。

☆位置取り
こちらは前が圧倒的有利で、逃げが【5-7-1-9】連対率50.0%オーバー。4角位置2番手以内でも【11-12-9-26】と好成績だ。一方4角10番手以下は【0-0-4-127】複勝率3.1%と鳴かず飛ばず。セオリー通り前に行く馬を積極的に狙うべきだったようだ。

☆その他
松山弘平騎手が【5-3-1-8】と活躍。通算成績では芝よりダートの方が勝率、複勝率が高い騎手だ。勝利数が多いのは阪神ダ1800mや同ダ1400mなど。ちなみに妙味があるのは京都ダ1400mで、単回収率は154%と高めだ。

【傾向まとめ】
・芝:前が止まらない馬場、エピファネイア産駒×阪神芝外回りが特注。
・ダート:前有利。

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