【中央競馬】京都競馬場、先週5月20,21日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の京都競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京・京都での2場開催。ここでは先週の京都競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
内回りと外回りともに、内枠不利、中枠有利の傾向。中枠でよかったのは6枠【3-1-3-12】単回収率492%で妙味もあった。一方散々だったのは1枠【0-1-0-14】。上位人気馬も何頭かいたが、人気より下の着順が多かった。
☆脚質
11戦して先行馬【8-2-6-29】と圧倒的。一方で逃げは【0-2-0-9】と珍しく勝ち馬0だった。ちなみに内回りでは差し馬が【1-4-3-19】複勝率29.6%。内回りの先行馬【4-1-3-15】同34.8%と比べてもよく健闘したといえる。
☆直線のトラックバイアス
土曜から日曜にかけて、だんだん外が伸びるようになっていた。かといって内も伸びないことはない。現状内外フラットな状態だが、今週からCコースに替わる。内ラチが移動することで、内に進路を取った馬が有利になりそうだ。
☆その他
2勝を挙げたキズナ産駒を始めとする、「ディープインパクト系」の産駒が【4-4-1-26】単回収率274%と妙味があり。特に外回りは【3-4-0-13】勝率15.0%、複勝率35.0%と相性がよかった。
【ダート】
☆枠順
7枠【4-2-0-20】を中心として、外枠が有利。1枠は【3-0-1-16】と奮闘していたが、3枠【0-0-3-20】などを見ると、内枠は分が悪かった。
☆位置取り
2週前と同じく、逃げ【5-2-1-5】、先行【6-8-3-28】と連対した馬の多くはほとんど前で競馬していた。前述の内枠で馬券に絡んだ馬も多くは逃げ・先行馬。差し・追込は計【2-3-9-115】連対率3.9%、複勝率10.9%と連対するのも厳しいという状況だった。ただ、時計がかかるパワー馬場だったため、逃げ先行馬が離しても、終盤で後方勢が詰め寄ってくるパターンは多かった。今週は後方勢の逆襲があるかもしれない。
☆直線のトラックバイアス
直線での内外の有利不利より、脚質で勝敗が決していた印象だ。
☆その他
アジアエクスプレスやドレフォンのような、「ストームバード系」の種牡馬が【4-2-2-18】勝率15.4%、複勝率30.8%と良かった。前述の時計のかかるパワー馬場が向いたと考えられる。また、ドレフォン産駒は2週間前も【1-2-2-0】と好走していた。今開催の京都で狙ってみるのも面白そうだ。
【傾向まとめ】
・芝:内枠不利、先行馬有利。
・ダート:外枠、前有利。ドレフォン産駒など「ストームバード系」に向く、時計のかかるパワー馬場
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