【中央競馬】新潟競馬場、先週5月13,14日のレース傾向まとめ

SPAIA編集部

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先週の新潟競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は東京・京都・新潟での3場開催。ここでは先週の新潟競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。なお、新潟競馬場では特殊な条件になる芝1000m戦を除いて紹介する。

先週の新潟芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
内回りはサンプル数が少なく傾向を掴みづらかったが、外回りでは3~5枠の中枠が軒並み0勝で、内枠と外枠が活躍。特に外回りの6枠は【3-1-0-7】単回収率170%と黒字域だった。外回りの内枠だと、1枠【1-1-1-4】同568%。馬券内に入ったのはいずれも単勝オッズ10倍以上の人気薄で、高配当を取れる好枠だった。

☆脚質
内回りは3戦して逃げ・先行馬が【2-3-1-7】。セオリー通り前有利だった。外回りも6戦して先行【3-1-4-13】複勝率38.1%など、基本的には前有利だが、差しも【2-2-0-20】で4連対と奮闘した。ただし、内回りと外回りを合わせても追込は【0-2-3-31】複勝率13.9%、複回収率28%と散々だった。

☆直線のトラックバイアス
馬場は開幕週に比べだいぶ悪化し、内を空ける馬も多く、基本的には外伸びだった。しかし前で粘る馬の中には、内ラチを走り残るパターンも。前有利の分だとは思うが、先週までは内でもギリギリ残せたということは頭に入れておきたい。

☆その他
ほかで目についたのは、単勝オッズ15倍以上【1-1-3-63】複勝率7.4%。波乱決着は多くなかった。また、ノーザンダンサー系の種牡馬が【4-1-3-11】複勝率42.1%。なかでもハービンジャー【2-0-1-2】と3頭が馬券に絡んだ。ハービンジャー産駒は荒れた馬場が得意で、ローカル(中山、東京、阪神、京都以外)では、開催が進むごとに成績が良化する。開幕1日目のローカルの通算成績は【26-32-39-284】勝率6.8%、複勝率25.5%に対し、8日目にもなると【20-20-14-135】勝率10.6%、複勝率28.6%と微増。覚えておいてもいいかもしれない。


先週の新潟ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
5~8枠【9-10-11-57】複勝率31.3%に対し、1~4枠【2-1-4-62】同10.1%と明らかに外枠有利。なかでも7枠【3-1-2-16】、8枠【5-2-3-12】が圧巻だった。

☆位置取り
4角1番手が【5-1-2-3】と好成績。内訳はもちろん、ほとんどが逃げた馬。前がとにかく止まらなかった。一方同10番手以下は【0-0-2-44】とからっきし。先週に引き続き前有利だった。

☆直線のトラックバイアス
前が止まらないのもあるが、内で伸びた馬ばかり。素直に内伸びの馬場とみてよさそうだ。

☆その他
先週活躍したのは、菱田裕二騎手。芝では【2-2-1-3】、ダートでは【3-2-0-5】と先週は計5勝をあげていた。通算では中央開催で勝率4.7%、複勝率15.0%、ローカル勝率7.8%、複勝率22.5%とローカルで荒稼ぎしている。特にいいのは福島ダート。通算【32-19-17-180】勝率12.9%、単回収率124%と妙味がある。今後夏開催などで目にする機会も多いだろう。覚えておきたい。

【傾向まとめ】
・芝:前有利の馬場。ハービンジャーなどノーザンダンサー系の種牡馬が活躍。
・ダート:外枠有利、前有利。菱田騎手はローカルで買い。

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