【中央競馬】東京競馬場、先週5月6,7日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の東京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京・京都・新潟での3場開催。ここでは先週の東京競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
ほとんどの枠から勝ち馬が出ていた。目立ったのは1枠の【4-0-1-12】単回収率468%や、6枠【1-3-3-11】複勝率38.9%。特に1枠の三浦皇成騎手は土曜7Rの9番人気リサリサを含め2勝。同騎手の通算成績を調べると、東京芝の1枠では【20-19-24-153】複勝率29.2%、単回収率154%で、平場に限ると【18-12-17-89】複勝率34.6%、単回収率235%で、信頼度と妙味のある条件だった。
☆位置取り
全脚質で複数勝利。特に追込が【3-2-4-33】た。一方で逃げは【2-0-0-10】と普段より振るわず、前の脚質がやや不利の傾向だった。
☆直線のトラックバイアス
どこからでも伸びる印象だが、毎レース一頭は外から伸びてくる馬がいた。また、馬場が悪化して徐々に外伸びにシフトしていった。今週からBコースに替わるが、位置的に内よりも、中から外の方がよさそうに見えた。
☆その他
ここでは戸崎圭太騎手【2-1-2-5】をピックアップする。東京芝では高いアベレージをマークしている同騎手。近頃は重賞で上位人気馬を飛ばしがちのイメージもあるが、東京の芝重賞×1~5番人気なら【12-19-19-62】複勝率44.6%と安定感がある。今週も京王杯SCでピクシーナイト、ヴィクトリアマイルでソングラインに騎乗予定でどちらも上位人気が想定される。確率的にどちらかは馬券に絡んでも不思議はない。
【ダート】
☆枠順
芝と同様、こちらも枠の有利不利はなく、どこからでも勝ち馬が出ていた。強いて挙げるなら8枠が【1-5-1-19】と2着が多かった。
☆位置取り
13戦して4角5番手以内が12勝と、前が圧倒的に有利だった。ただし、逃げは2勝で先行8勝と、少し控えるぐらいが好成績だった。
☆直線のトラックバイアス
内ラチから2、3頭外が伸びていた。前有利の分、あまりに外だと届かない馬場だった。
☆その他
リアルスティールなど、ディープインパクト産駒の種牡馬が【0-0-1-16】とさっぱり。一方で、ディープ系を除くサンデーサイレンス系の種牡馬は5勝2着5回だった。上がり順位4位以下の馬が7勝を挙げていたことから、持ち味の末脚勝負にならないレースが多かったのが理由かもしれない。
【傾向まとめ】
・芝:後方脚質有利、外伸びにシフトしつつある。平場の1枠×三浦騎手に要注意。
・ダート:枠の有利不利なし。圧倒的に前有利。
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