【中央競馬】東京競馬場、先週4月22,23日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の東京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京・京都・新潟での3場開催。ここでは先週の東京競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
1~3枠の成績が微妙で、特に1枠は【0-0-4-10】で連対がなかった。ほかの枠はまんべんなくよかったが、4枠は7番人気以下が【2-2-1-6】単回収率1326%、複回収率580%とベタ買いでも大幅プラス域だった。最多は8枠の3勝で、単回収率は133%とこちらも期待値が高い枠だった。
☆位置取り
直線の長い東京らしく、差し追込馬が活躍していた。差しは【3-6-7-42】複勝率27.6%、追込【2-1-1-38】同9.5%。差しに関しては2、3着が多かったものの、先行の同28.2%と比較しても遜色のない成績だった。一方、開幕週の割に逃げは【1-0-1-9】とわずか1勝止まりだった。
☆直線のトラックバイアス
ペースが速くなれば外も届くものの、開幕週だけあって、内外で大きな有利不利はなかった。
☆その他
ロードカナロア産駒が【3-2-1-7】複勝率46.2%と好成績。しかし同じキングカメハメハの血を引くドゥラメンテ産駒は【0-0-0-7】と絶不調だった。ちなみに4、5月の東京Aコースの通算成績でも、ロードカナロア産駒【15-13-9-74】単回収率118%に対し、ドゥラメンテ産駒【1-2-3-39】同4%と対照的だ。
【ダート】
☆枠順
どの枠からも勝ち馬は出ているが、強いて挙げるなら6枠【4-1-1-19】、7枠【1-2-4-19】など外枠がやや有利で、1枠【1-0-1-19】など内枠がやや不利の傾向だった。
☆位置取り
13戦して、4角2番手以内が過半数の7勝。前が圧倒的に有利で、同7番手以下でも【1-4-6-97】複勝率10.2%と厳しい戦いを強いられていた。
☆直線のトラックバイアス
やや内が有利。ラチ沿いを頼った好走も多かった。
☆その他
騎手のなかで、3勝2着3回の菅原明良騎手も大活躍だったが、今回挙げたいのは石川裕紀人騎手。土曜12Rで16番人気2着、日曜2Rで12番人気3着と大穴を激走させて、勝ちこそなかったものの【0-2-1-5】複回収率802%を叩き出した。同騎手の通算成績を見ると東京ダ1400mでは単複回収率がともに高く、馬体重480kg以上の牡馬・セン馬では【11-12-11-103】単回収率291%、複回収率136%となっている。
【傾向まとめ】
・芝:4枠◎、差しも届く。4、5月東京Aコースのロードカナロア産駒◯。
・ダート:前有利。石川裕紀人騎手×東京ダ1400m×馬体重480kg以上の牡馬・セン馬が特注。
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