【中央競馬】4月8,9日のレース傾向まとめ ~阪神競馬場~

SPAIA編集部

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先週の阪神競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は中山・阪神・福島での3場開催。ここでは先週の阪神競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。

先週の阪神芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
1~4枠が10戦して7勝2着4回。一方7、8枠は合わせてわずか1勝。こういった点からも内枠有利だったとみてよさそうだ。

☆位置取り
4角6番手以下は【2-0-3-66】複勝率7.0%。後方脚質が苦戦傾向にあったことが分かる。また、4角2番手なら【4-2-0-8】と好成績で、桜花賞でもコナコーストがこの位置を取って2着だった。ちなみに、そのコナコーストに勝ったリバティアイランドは4角16番手。先週の脚質傾向を無視した規格外の豪脚だったと言える。

☆直線のトラックバイアス
開催が進んだとはいえ、Bコース替わり初週。その影響もあってか内有利。前述のように前で進めた馬が内に進路を取ってそのまま押し切るパターンが目立った。

☆その他
そのほかで面白いのは馬体重。460~499kgの馬が【9-3-8-44】複勝率30%オーバーだった。週中に雨が降って馬場が多少緩くなった影響で、馬体重が軽い馬が苦戦したか。今週末も雨予報。いつも以上に馬体重には注意したい。


先週の阪神ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆馬番
6~10番といった真ん中あたりの馬番が【7-8-3-52】連対率21.4%と好成績。1~5番【4-5-10-51】連対率12.9%、11番以降【3-1-1-49】連対率7.4%で、中>内>>外というバイアスだったようだ。

☆位置取り
土曜は重・不良、日曜は稍重の馬場状態だったこともあり、逃げた馬が【4-0-2-9】と好成績。一方4角9番手以下は76頭全部が4着以下で、後方勢は圧倒的に不利だった。

逃げた馬のなかでは、単勝オッズ30.8倍のショーケン、同158倍のテイエムベンチャーが大きな穴をあけた。ちなみに騎手はどちらも国分恭介騎手。同騎手は過去3年の阪神ダートが【18-17-19-229】単回収率127%、複回収率117%と黒字域となっている。なかでも阪神ダ1800は【9-10-8-80】で勝率8.4%、複勝率25.2%、単回収率223%と得意としている。今週も阪神で騎乗予定で、狙ってみるのも面白そうだ。

☆直線のトラックバイアス
内外で特に有利不利はなく、ペースや隊列によって好走できる進路が変わっている印象を受けた。

☆その他
単勝オッズ一桁台の馬が【11-11-9-29】複勝率50%超え。比較的堅かったようだが、9番人気以下の馬が【2-1-3-76】と6頭も馬券に絡んでいたあたり、紐荒れも多かったようだ。

【傾向まとめ】
・芝:内枠有利、イン前有利。馬体重460~499kgで好走例多し。
・ダート:6~10番が好走、前有利。国分恭介騎手×阪神ダ1800mが特注


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