【AI予想回顧】根岸Sはテイエムサウスダン、シルクロードSはメイケイエールが勝利 AIの本命馬は好走できたのか

SPAIA編集部

イメージ画像,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

上がり最速の末脚で追い込むも

1月30日(日)、東京競馬場では根岸S(GⅢ・ダート1400m)、中京競馬場ではシルクロードS(GⅢ・芝1200m)が行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想は的中となったのか振り返る。

フェブラリーSの前哨戦、根岸Sで本命に推奨したのはタガノビューティー。過去10年で「上がり1位」を使った馬が勝率45.5%と好走しており、東京コース5勝と得意にしているタガノビューティーは11戦中6回で上がり1位と確かな末脚を持っている点に期待していた。

好スタートからジャスティンが12.2-11.0-11.2(34.4)というペースで逃げ、2番手にリアンヴェリテという隊列でレースが流れていったなか、タガノビューティーは最後方を追走。

直線に入ってからもしぶとくジャスティンが粘ったが、鞍上の津村明秀騎手は大外に持ち出しメンバー最速の上がり35.4を使って猛追したが、残り100mを切ったあたりで脚色が鈍り3着までという結果だった。

勝利したのは道中8番手を追走、直線では真ん中からジリジリと伸びたテイエムサウスダン。これまで交流重賞で4勝とパワーが必要な馬場で結果を残してきたが、これがJRAの舞台では初の重賞制覇となった。

4番手からレースを進め、残り200mでテイエムサウスダンに交わされてからも並んでしぶとく食い下がったヘリオスが2着。予想は本命タガノビューティが3着、対抗ヘリオスが2着と好走したが、テイエムサウスダンは無印で3連複的中とはならなかった。

陣営の努力が報われた勝利

3月末の高松宮記念と同じ舞台で争われたシルクロードS。本命は連対率75.0%、「関西馬」「牝馬」「前走1着」という好データに該当したエーポスだった。

そのエーポスは好スタートを切ったが、中団に控える競馬。直線に向いてからは何とか外に進路を求めたが、スペースが開くことはなく外にいたマイネルアルケミーと接触。それでも怯まず再び進路を探して伸びてはきたものの、勝ち馬から0.3秒差の6着に終わった。

直線半ばで先頭に立ち、後続各馬の追い上げを振り切ったのはAIの単穴評価だったメイケイエール。これまで重賞3勝をあげていながらも、気性難の影響で結果が伴わないレースも多かった。

しかし、今回はスタートしてから行きたがる面は見せたものの、パシュファイヤーと折り返し手綱をつけてレースに挑み、その効果もあってか、初めて4番手のインで我慢がきいた。先を見据えても大きな勝利であり、これまで試行錯誤してきた陣営の努力が報われた嬉しい勝利だったと言えるだろう。

2着には対抗評価だった7番人気シャインガーネット、3着は無印だったナランフレグと2着以下は差し馬が台頭したレースとなった。

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