【シルクロードS】基本は先行と差しの決着 軸に最適、安定感光るカレンモエ

佐藤永記

2022年シルクロードS参考3レース前後半ラップ比較,ⒸSPAIA

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1月中京の短距離戦は「安定」している

昨年に引き続き、中京開催となるシルクロードS。高松宮記念と同じ舞台になるため、ハンデ戦のG3とはいえ注目度の高い重賞だ。昨年を振り返ると勝ったのは中団4角9番手から差したシヴァージ。2、3着は4、5番手から運んだ2頭だった。

先行と差しの構成だったわけだが、今回も大体こうなりそうだというのは開催時期が近い淀短距離Sの結果からも伺える。淀短距離Sも2年連続で中京芝1200mだったわけだが、昨年の1~3着馬のそれぞれ4角位置は4、7、10番手。今年は3、7、14番手であった。

似ているのは上位の脚質だけではない。レースのラップもほぼ一緒だ。

2021淀短距離S 12.2-10.6-11.2-11.3-11.2-11.7
2021シルクロS 12.1-10.4-11.2-11.3-11.6-11.7
2022淀短距離S 12.1-10.4-11.0-11.4-11.3-11.7
※いずれも晴良馬場

逃げについて見ると、2021年の淀短距離Sでは逃げたロードアクアが3着とクビ差の4着。あと少しで馬券圏内に残れそうではあった。ラップを見るとわかるが、2021年の淀短距離Sだけ2ハロン目が11.6と若干遅くなっている。多少溜め逃げできたぶん粘れそうだったが、それでも4着まで。短距離とはいえなかなか逃げ粘るのは難しい。京都と違い、直線にある坂が影響しているのだろうか。

こうなると軸安定なのはカレンモエか。左肩捻挫明けにはなるが、1週前追い切りでは好時計をマークするなど復帰にむけて順調。先行策から前々で粘る競馬は脚質的に合致している。中京芝1200mは3勝クラスの長篠Sで1着があり、前走セントウルSは直線2番手争いからの5着となったが、その後の左肩捻挫を考えれば万全ではなかった可能性もある。

重賞3連続2着など、軸にするにはもってこいの成績で、なにより生涯12戦すべて芝1200mしか走っていないのは「専用」感が強い。なにより父がロードカナロア、母がカレンチャンである。どちらも高松宮記念優勝馬で、中京芝1200mに適性がないわけがない。鋭い上がりをもっていないのが難点で、1着で狙えるかは不安ではあるが、馬連や3連複の軸には最適だろう。

中団からの競馬組で狙いたいのはエーポス。前走ラピスラズリSで亀田温心騎手に乗り替わり、4角10番手から差し切った。もともと3歳時にフィリーズレビューを岩田康誠騎手で勝ったときの位置取りは4角10番手。その後先行で競馬していたが、差しに戻して結果が出た形だ。古馬になっても先行してペースについていける能力がありつつ、差しで本領発揮できるタイプならば心強いのではないだろうか。

<ライタープロフィール>
佐藤永記
20代を公営ギャンブラーとして過ごし、30歳から公営競技の解説配信活動を開始。競馬を始め多くの公営競技ファンに各競技の面白さや予想の楽しみを伝えている。現在はYoutubeで配信活動を続けながらライターとして公営競技の垣根を超えて各所で執筆中。

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