【AI予想回顧】京成杯はオニャンコポンが差し切り 先週末の3重賞の結果を振り返る

SPAIA編集部

イメージ画像,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

不器用さを垣間見る内容で4着

先週末は土曜日に牝馬限定のハンデ戦、愛知杯(GⅢ・芝2000m)、日曜日に京成杯(GⅢ・芝2000m)と日経新春杯(GⅡ・芝2200m)の3重賞が行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想は的中となったのか振り返る。

皐月賞と同じ舞台で行われた京成杯の本命はアライバル。過去10年で複勝率100%の「母父ディープインパクト」、2勝の「ハービンジャー産駒」、勝率40.0%の「ルメール騎手×関東馬」というデータに着目した。

スタート直後と、1角でも他馬と接触する場面があったアライバルだったが、道中は中団馬群のインからレースを進める。平均ペースでレースは流れ、3〜4角中間地点あたりから鞍上のルメール騎手の手が動き始めた。

直線では外に持ち出されて伸びてきたものの、最後にヴェローナシチーに交わされてしまい4着。あまり器用なタイプではないという印象を受けるレース内容だっただけに、次走以降は広いコースでの巻き返しに期待。

勝利したのは過去3戦とは違い、中団から差す競馬を試みたオニャンコポン。4角10番手から外を通って力強く突き抜け、前走ホープフルS11着から見事に巻き返した。2着は3角からポジションを押し上げていったロジハービン、3着にヴェローナシチーが入り3連単は323,010円という配当だった。

最後まで食い下がるも2着

今年も中京競馬場が舞台となった日経新春杯。AIは過去10年で7勝と圧倒的に結果を残している「4歳」に加えて「ノーザンF生産」「前走芝2500m×関西馬」というデータからステラヴェローチェが本命だった。

好スタートから1角では4番手に取り付いたステラヴェローチェだったが、1角からかかり気味で折り合いをつけて中団のインコースを追走。3角では8番手となってしまった。

しかしそこから外へと持ち出し、直線では各馬が横に広がる中で残り200mで先頭へと並びかける。しかし、そのさらに外から交わしていったのは、昨年の日本ダービー以来の出走だったヨーホーレイク。ステラヴェローチェも最後まで必死に食い下がったものの、3/4馬身及ばずの2着だった。

3着には9番人気のヤシャマルが入ったが、予想は無印。4歳同士の▲◎馬連のみの的中に終わった。

プラス16kgで出走も11着

愛知杯でAIが本命に推奨したのはアンドヴァラナウト。「前走0.2秒差以内で負け」「前走GⅠ」など複数の好データに該当しており、ローズSを制した舞台での再びの好走に期待した。

前走からプラス16kgの馬体重での出走、5番手からレースを進めた。道中はうまく前後左右に馬を置く形となったが、前半1000mの通過が1:02.3とスローペースで向正面ではやや力んで走っているように見えた。

それらの影響があったのだろうか、直線では残り200mあたりで一杯になってしまい11着と結果を残すことはできなかった。

各馬がズラっと横に広がる形での攻防となった最後の直線で真ん中から伸びたマリアエレーナ、ぽっかり開いた最内を突いたルビーカサブランカ、外から強襲したデゼルとゴール前は3頭による接戦に。アタマ差でルビーカサブランカが制し、重賞初制覇を達成するとともに騎乗していた武豊騎手もこれで36年連続の重賞勝利で自身が持つ記録をさらに伸ばした。

イメージ画像,ⒸSPAIA


2着も同じ金子真人HDの勝負服、マリアエレーナが入り、そこからクビ差でデゼルが3着だった。

《関連記事》
【AJCC】格重視ならオーソクレース、穴は6歳キングオブコージ 覚えておきたいデータ
【東海S】アイオライト、オーヴェルニュに好データ揃う 「上がり馬」と「実績馬」それぞれを分析
2週連続G1制覇! 横山武史騎手の「買える条件・買えない条件」

おすすめ記事