【阪神JF】2歳女王は2歳王者の血から 血統からの注目はラブリイユアアイズ

SPAIA編集部

ラブリイユアアイズ血統,ⒸSPAIA

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父に続いて2歳馬の頂点へ

2021年12月12日に阪神競馬場で行われる第73回阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神JF)。勝ち馬には2017年ラッキーライラックのように古馬になっても活躍した馬もいるにはいるが、2歳GⅠということで完成の早さも大事となってくる。

2021年阪神JFに出走するラブリイユアアイズの血統,ⒸSPAIA



今回注目したいのは、新種牡馬・ロゴタイプ産駒のラブリイユアアイズ。初年度ということでまだ父系の特徴はつかめていないが、祖父ローエングリン産駒はロゴタイプ(朝日杯FS)、カラクレナイ(フィリーズレビュー)、ウゼットジョリー(新潟2歳S)など、仕上がり早のタイプが目立っていた。ラブリイユアアイズの祖母は米愛の中距離重賞を勝った実績馬。完成度に加えて阪神のマイルを克服できるパワーとスタミナも持ち合わせており、2歳女王にふさわしい血統の持ち主といえる。

違う角度での注目馬はダークペイジ。父Dark Angelは英2歳GⅠを制したNorthern Dancer系の快速馬で、代表産駒も欧州を中心として仕上がり早の短距離馬を多数輩出。母はSadler's Wellsの3×3をはじめとして欧州血脈で固められており、どう考えても日本の高速馬場に合わない血統なのだが、ここまで軽快な先行力を見せて連勝。もしここも勝つようだと、将来は「怪物級」に育つかも、と期待している。

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