【ジャパンC】ディープインパクト×アメリカ血統 高速決着で輝く配合のコントレイル
SPAIA編集部
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スピード決着で輝くアメリカの血
2021年11月28日に東京競馬場で行われる第41回ジャパンカップ。2400mという距離からスタミナが問われるのは間違いないが、3年前に驚異的なレコードが出現したように、スピード血脈が内包されることも不可欠となっている。雨が降って時計がかかればスタミナ系が台頭するはずだが、その重馬場で時計がかかった2年前も、連対した2頭は母系が米血中心に構成されていた。
昨年の2分23秒0という時計は、ここ10年で2番目に速い勝ち時計。実際に高速決着に対応した昨年の2着馬コントレイルが最も戴冠に近い存在といえる。母系はこれでもかと米血を詰め込んだ、ディープインパクト産駒の中でも特にスピード決着に強い仕様。同じディープ×Unbridled's Songという配合でGⅠ馬といえば、朝日杯FSを勝ったマイラーのダノンプラチナがそれに当たる。コントレイルは能力の違いで距離を克服しているだけで、本質はマイラーという可能性は十分ある。
そのコントレイルや、2年前の2着馬カレンブーケドール(回避)と血統構成が似ているシャフリヤールも有力候補。母の父Essence of DubaiはPulpit系の種牡馬で、祖母の父Great Aboveもアメリカで細々と血をつなげているRough'n Tumble系。シャフリヤールの母は短距離戦を中心に活躍した馬で、そのスピードが現代の日本競馬にマッチしているのは間違いない。
今回出走する外国馬だが、3頭とも欧州馬らしくスタミナ寄りの血統。特にジャパンは一昔前に欧州で流行った血統構成。いかにも日本競馬に適性がありそうな名前だが、高速馬場に苦戦する可能性は極めて高いといわざるを得ない。
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