【エリザベス女王杯】母系のアメリカ血統が後押し 三冠配合アカイトリノムスメ

SPAIA編集部

アカイトリノムスメ血統インフォグラフィック,ⒸSPAIA

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母系にアメリカ血統

2021年11月14日に行われる第46回エリザベス女王杯。京都競馬場は改修工事のため、昨年に引き続き阪神競馬場で行われる。

京都で行われた一昨年、そして阪神で行われた昨年はともにラッキーライラックが勝利。その2年とも良馬場で行われたが、阪神で行われた昨年の方が3秒近く時計が速かった。先週のファンタジーSの時計(レコードの昨年より1秒遅かった)から、今年はそこまで速くないかもしれないが、少なくとも「阪神だからパワーが必要」という意識はしなくてもいいだろう。

2021年エリザベス女王杯に出走するアカイトリノムスメ血統,ⒸSPAIA



このレースを連覇したラッキーライラック(母の父Flower Alley)、そして3年連続2着のクロコスミア(母の父ボストンハーバー)は、ともに軽い米血を母系に持っていた。その観点から考えると、今回有力となるのが秋華賞馬アカイトリノムスメ。三冠馬の母アパパネはSolt LakeやBold Rulerという軽い米血で構成されており、額面通りなら早熟に終わってもおかしくない血統だった。

その母は4歳のヴィクトリアマイルを勝って以降は連対がなかったように、成長力という点で微妙なのは確か。この馬も4歳の春までが勝負かと思われ、その意味でもここは落とせない一戦。

もう1頭挙げるなら目黒記念を勝ったウインキートス。ステイゴールド系×ボストンハーバーという配合は、上記に出たクロコスミアと同じパターンだ。



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