【秋華賞】阪神のスタミナ勝負なら「メジロ」の血 ルーラーシップ産駒のホウオウイクセルに注目
SPAIA編集部
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スタミナに長けた「メジロ牝系」
2021年10月17日に阪神競馬場で行われる第26回秋華賞。桜花賞馬よりオークス馬の方が好走率が高い傾向にあり、スピードよりスタミナ重視の方向でいいかと思われる。今年は阪神競馬場で行われるので、例年以上にパワーも必要となるだろう。
母が三冠牝馬という良血馬も気になるところだが、注目したいのはホウオウイクセル。母系はスタミナに長けたメジロの牝系。父ルーラーシップは代表産駒のキセキやダンビュライトがそうであるように、力の要る馬場を苦にしないパワータイプが多いのも特徴。
この父に、母の父スペシャルウィーク、そしてNorthern Dancer系とNasrullah系を持つ組み合わせは、ルーラーシップ産駒の牝馬で最も賞金を稼いでいるディアンドル(福島牝馬S)と同じ。祖母は1997年のオークスと秋華賞を勝ったメジロドーベルで、この舞台にふさわしい血統といえるだろう。この原稿を書いている時点では当日の宝塚市の降水確率が50%を超えており、馬場に影響が出るような雨が降ればさらに楽しみが増す。
あと1頭挙げるならステラリア。母の父は英ダービー馬でSadler's Wells系のMotivator。父キズナは母系を生かすことで定評があり、スタミナと底力に優れる母の父のよさが出れば面白い存在になりそうだ。
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