【レディスプレリュード回顧】レーヌブランシュが1年4カ月ぶり勝利の美酒 松山弘平騎手は連夜の重賞勝利

三木俊幸

2021年レディスプレリュードを制したレーヌブランシュ,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

逃げ馬にプレッシャーをかけながら4角先頭で押し切る

大井競馬場のナイター照明のもと、躍動する白い馬体──。牝馬限定のダートグレード、レディスプレリュード(JpnⅡ・ダート1800m)を制したのは単勝5.4倍の3番人気に支持されたレーヌブランシュだった。

スタートから勢いよく先行していったレーヌブランシュだったが、それを制してハナに立ったのはクリスティ。しかし楽には逃さないと言わんばかりに終始プレッシャーをかけ続ける。向正面に入ると、前2頭は3番手以下に4馬身ほどの差をつけてレースを進めるが、実際は前半5ハロンのレースラップは12.6-12.2-13.7-12.6-12.3(63.4)と遅いペース。

4角手前で先頭に立ったレーヌブランシュは、直線半ばで後続を突き放す堂々としたレースぶりで昨年の関東オークス以来1年4カ月ぶりの勝利を飾った。勝ちタイムは1:52.6だった。

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1番人気で道中6番手を追走していたテオレーマは上がり最速の36.2の末脚で追い込んできたものの、届かず2馬身半差の2着。レーヌブランシュに36.3の上がりでまとめられてしまう流れでは展開が向かなかった。

そして3着は3番手追走から運んだ3歳馬ウェルドーン。古馬相手でも十分通用するところは見せたものの、切れる脚が使えないタイプなだけに上がり勝負では分が悪かったと言えるだろう。

JBC本番は距離短縮への対応力がカギ

レーヌブランシュに騎乗していた松山弘平騎手は、前日の東京盃に続いて連夜の重賞勝利。レースについて「枠もよかったですし、スタートもしっかり出てくれてリズム良くレースをすることができました。長くいい脚を使える馬なので、早めに押し切るという形を取りましたが、期待に答える走りで最後までよく伸びてくれたなと思います」とレーヌブランシュを称えた。

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また管理する橋口慎介調教師は、「体にメリハリもありましたし、活気がありすごく状態は良いかなと思いました。前走から間は空いたのですが、その分乗り込みは多くできたので仕上がりは良い状態で来られたと思います」と振り返った。

さらに次走については「地方の馬場が合う馬だと思うので、前向きにJBCを考えていこうと思います」と語っている。ただし、JBCレディスクラシックは距離1500mと短くなるだけに、よりスピードが求められるレースへの対応力がカギとなるだろう。

ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとして記事を執筆している。

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